みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

藤崎宮秋季例大祭

2010-09-21 13:38:43 | 熊本市内 観光
こんにちは

いよいよ熊本に秋を告げるお祭り、藤崎宮秋季例大祭が行われました。

このお祭りは、馬追いがイメージとしてありますが、お祭り本来の意味を知っておくとまた違った見方ができます。
今回は、車いすでの見物ポイントと一緒に、少しお祭りの意味もご紹介します。


このお祭りは、藤崎宮の神様をお神輿にお移りいただいて、市中に下ってくださるもので、昔行われていた仏教行事「放生会」をいまに伝えるものです。

お祭りは1000年以上の歴史があり、新町の獅子舞も400年の歴史がある伝統のお祭りなのです。

ハイライトは9月20日。
神様を乗せたお神輿が出発します。まだ朝の6時前。
薄暗い境内には厳粛な雰囲気が漂います。
にぎやかなお祭りのイメージと異なり、神事らしい静かな時間です。
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朝随兵といわれる、朝の出発は、是非藤崎宮参道で観覧してください。独特の雰囲気があります。この時間ならば近くの有料駐車場にも空きがありますし、神社境内には車いす対応のトイレがありますから、時間を気にせず過ごせます。

太鼓の音と共にいよいよ出発。
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間近に馬を見る機会も少ないですから、なかなかの迫力です。
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お神輿には神様が乗っていますので、きちんと手を合わせましょう。これが正式。
そして、お神輿に向かってお賽銭を投げます。

地元のお年寄りも楽しんでお賽銭を投げています。

続いて武者行列です。
若者のりりしい姿もいいですね。
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新町のみなさんによる獅子舞。運が良ければ獅子に噛んでもらえます。無病息災!
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さて、いよいよ飾り馬の奉納です。
ここからは、危ないので、車いすユーザーは後ろに下がって下さい。馬は生き物ですから、どんなふうに動くか予測がつきません。とっさの時に逃げられないので、少し見にくいかもしれませんが最前列は危険です。参道の歩道に少し下がりましょうね。

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朝随兵は参道からがいいですが、夕随兵は3号線北署前くらいが見やすいですね。近くの白川公園には車いす対応トイレもありますから、安心です。



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今回は僕らもお賽銭を投げて手を合わせました。
なんだか心がすっと落ち着きますね。
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勢子のみなさんも最後のがんばり!
藤崎宮までもう少し!
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さて、まとめてお話すると、車いすユーザーやお年寄りが楽しむなら、朝随兵なら藤崎宮参道でお見送り。馬が出てきたら離れる、というのがコツですね。
車は近くの有料駐車場におけます。

夕随兵は3号線沿いの立体駐車場に車いす専用スペースを持っているところが複数ありますから、そのあたりに車を置いて白川公園、北署前あたりで歩道越しに見物するといいでしょう。これなら馬が危険な事もありませんから安心。トイレも近いですよ。

お神輿から獅子舞までは、おごそかな雰囲気で、馬追いが始まると一気ににぎやかな若者のお祭りに変わります。
どちらが好きかは、ひとそれぞれでしょうから、自分なりの見物テーマを持っているといいですね。
お神輿には、是非お賽銭を上げて、手を合わせて下さいね。本来これがお祭りのメインですから。


熊本に秋を告げる、藤崎宮秋季例大祭。

無理や危険のないように楽しんで下さい。
 


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玉名ハートウィークス

2010-09-19 15:43:29 | うんちく・小ネタ
こんにちは


先日行われた、UDやさしいまちづくりウィークのパネルディスカッションに参加してきました。

毎年熊本県の主催で行われている「やさしいまちづくり」のイベントです。

今回は、会場が玉名ということで、テーマは今後の玉名の観光についてでした。
まずは講演会。

熊本学園大学教授の古田龍助氏によるホスピタリティと経営戦略のお話。
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続いて、パネルディスカッション。
パネリストには、旅のよろこびの宮川さんと熊本県ユニバーサルサービス協議会の安藤さんと僕。

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なにより驚いたのは手話通訳の方の技術。
早口の方や専門用語が飛び交うなか、スムーズに手話にされていきます。


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テーマがテーマだけに、すぐにいい知恵が見つかって、解決する話ではありませんが、それぞれの立場から活発な意見が出されていました。

玉名は僕たちも好きな街ですが、課題も多く、これからみなさんが力を合わせて行かなければ新幹線開業の効果を実感出来ないのかもしれません。
今回出された、さまざまな課題は、他の地域でも共通していることが多かったのも印象的。

観光地のみなさんの団結と「おもてなし」の力が、結果を左右するように思います。


僕たちも微力ながら、これからもUDでやさしいまちづくりに協力していきたいな、と思っています。
まだまだがんばりますよ!


 


おススメ夜景スポット 外輪山から見る内の牧の夜景!

2010-09-19 14:18:24 | 阿蘇市
こんにちは


さて、前回夜景スポットをご紹介しましたが、社内で好評なので引き続きおまけの情報を出します(笑)

ご存知の方も多いかもしれませんが、金峰山、花岡山などの有名夜景スポットは、車いすでは楽しみにくいのが現状です。
そこで、前回は車いすユーザーの視点から見ておススメの情報をご紹介したのですが、実は阿蘇方面にもいい場所があります。


場所はとっても簡単。大津から通称ミルクロードを登って大観望方面へ。

しばらく行くと、かぶと岩展望所があります。ここに公共トイレがありますので、準備をしましょう。トイレは夜間消灯されていますが、人が近づくと電気がつくセンサーになっていますから安心。もちろん車いす対応トイレがあります。

ここから数分進むと右側に駐車場があります。未舗装で昼間はとうもろこし屋さんが出ていますからご存知の方も多いのでは。
昼間は展望スポットとして、立ち寄る方が多いですが、実は内の牧周辺の夜景が素晴らしい場所なんです。
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田園風景の中に浮かび上がる街の灯りが幻想的。
ここも車の中からでも十分楽しめます。

この日は星も月もきれいで、いい写真が撮れました。
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月光が明るいので、風景までしっかり露光しました。実際はもう少し暗かったですけどね。


とにかく月明かりがいい感じ。なんだか秋の空気感です。


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夜間飛行の飛行機雲も幻想的。
静かで、おだやかな時間を楽しめます。
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すぐ横に道があり、車の通りもときどきあるので、治安の心配もないし、安心の夜景スポットですよ。


トイレが近いのもいいですね。
小国、黒川方面からの帰り道でもいいでしょう。星空のきれいな夜は、是非立ち寄って下さい。
美しい夜景と満天の星を楽しめますよ。

おまけの夜景情報でした。
おススメですよ。

みなさんも、おススメの場所があったら是非教えて下さい。すぐに取材にいきますから。
みんなで楽しめる素晴らしい熊本を、多くの人と共有しましょう!


 
 
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ちょっと大人の西原村  夜景スポットの紹介です!

2010-09-19 13:15:49 | 西原村
さて、前回の続きです。


この記事では、西原村の夕日と夜景のスポットをご紹介します。

車いすで夜景を楽しむなら、トイレを済ませて行けるか、治安が安定しているか、安心して車を停める場所があるか、がポイントですね。

そんな条件をクリアしながら、素晴らしい夜景や夕日が楽しめる場所をご案内しましょう!


夕日といえば、ここ!県内でも有数の夕日スポットです。
場所は、萌の里を通り過ぎて、Xの形の桑鶴大橋を渡るとすぐ左側にある展望所です。
駐車場のとなりにはいろり炭火焼のお店山楽やさんがあります。

夕日を楽しむ前に、萌の里に立ち寄って、暖かい飲み物やトイレの準備を済ませましょう。残暑が残る昼間と違って、ぐっと冷え込みますから油断しないように上着を必ず持っていきましょうね。

ゆっくりと太陽が沈んでいくにしたがって、空の色も変わっていきます。
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山に夕日がかかるころには、空は赤く染まって、昼と夜がせめぎあいます。この一瞬しか見られない素晴らしい光景です。
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夕日が沈んだ直後、東の空も独特の色合いに染まります。見えている風景通りに写真を撮るのは難しいですね。
苦労の末に、大川さんが撮ったベストショットの空。
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この場所が素晴らしいのはここから。
夕日が沈むと、少しずつ夜景が広がっていきます。
深紅の空から、藍色の風景へと変化していく、この時間を是非楽しんでほしいです。
絶景です。

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続いて、俵山に上ると、俵山展望台からは南阿蘇の夜景を楽しめます。
こちらは車を置いて、坂道を少し登らなければいけませんから、複数の方と一緒の方がいいですね。
まわりに光源がないので、星空も格別です・・・・が、その分ちょっとこわいかも(笑)
落ち着いた山里の夜景を静かに楽しむ場所ですね。
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こちらは周辺にトイレがありませんので、萌の里で閉店前に準備を済ませるほうがいいでしょう。


最後は、とっておきの夜景が楽しめる場所です
夜景だけに限って言えば、ここが一番きれいです。
場所は市内方面から向かって県道28号線をミルク牧場方面へ右折して、ミルク牧場の看板に沿って進みます。
ミルク牧場に近づくと交差点があります。直進すると吉無田高原、右折するとミルク牧場へ到着する交差点を左折します。

しばらく進むと展望台があります。ここは知る人ぞ知る夜景スポット。
駐車場からそのまま夜景を楽しめます。
車の中からも十分楽しめますから、冬の空気が澄んだ頃に暖かい車内から楽しんでもいいですね。
もちろん、車から降りて、車いすでも楽しめますよ。
眼前いっぱいに夜景が広がります。おもわず息をひそめてしまうほどの美しさです。


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この鉄塔がいい雰囲気を出すんですよね~・・・・

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星空と夜景。光に浮かぶ眼下の丘。静かで、安心の夜景スポットです。

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こちらは特にトイレからは距離があります。県道28号線を右折する前に交差点のコンビニで暖かい飲み物などといっしょに準備をするといいでしょうね。
ちょっと距離がありますが、その分素晴らしい景色を楽しめます。

市内から気軽に行くなら、桑鶴大橋の先の夕日スポットや夜景。
夜景を満喫したいなら、ミルク牧場近くの展望所といったところでしょうか。

 
夜景で有名な市内周辺のスポットは、車いすからは見れなかったり、周辺の治安に不安があったりしますので、むしろ西原方面をおススメします。

場所がわかりにくいときは、UDくまもとにお問い合わせください。わかりやすくご案内しますよ。


夜景を楽しむにはいい季節になってきました。

週末のデートやお仕事帰りのリフレッシュに、素晴らしい夜景をお楽しみくださいね。

おススメです。
 
 
 
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まるごと西原村!

2010-09-19 12:16:04 | 西原村
こんにちは

やっと涼しくなってきましたね。
行楽シーズンの到来です。そんなときに是非おススメしたいのが西原村です。西原村では、心のバリアフリーという取り組みをされていて、賛同したお店には、「お手伝いします」の看板が設置されています。
この看板のあるお店では、駐車場に車を置いて、看板に書いてある電話番号に電話すると、お店の方がこころよく車いすのお手伝いをして下さいます。
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くわしくは、西原村の萌の里などにある「ぐりーっとマップ」を参考にして下さいね。

ということで、人もいいし、景色もいい!緑あふれる西原村をご紹介します。

まず最初に伺ったのは、「あさ工房」さん。こちらでは車いすでも気軽に陶芸体験を楽しめます。オーナーの林原あささんが、とっても親切に教えてくれますから安心!



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駐車場がせまいので、なるべく1台に乗り合わせて行って下さいね。もちろん事前に予約をしっかり入れましょう。
工房はすっきりと整理されていて、お日様の光が差し込む気持のいい空間です。
車いすでも作業台に入りますので、作業もしやすいですね。
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窓からはお花畑と小鳥のえさ台。涼しい風も吹いてきて、とってもリラックスした雰囲気です。
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さて、作業開始。粘土は一人1Kgもありますから、いろいろ造れますよ。

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僕は大皿作りに挑戦。冷たい粘土が手のひらに心地よいです。

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大川さんは、小さなお茶碗とどんぶりと小皿。こちらは手びねりで作業中。
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先生も手伝ってなんとか完成にこぎつけました。手びねりのろくろって難しんですねえ(笑)


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約2時間で完成!
僕は大皿に筆で竹を書いてみました。スタンプを使って桔梗の花で縁取り。和風な感じにしてみました。これにブリ大根を盛り付けるのが夢です(笑)
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大川さんは、いろいろ出来ました。子供用のお茶碗とどんぶり、それとかわいいお皿。出来上がりが楽しみ!


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そろそろお昼どき。西原村には車いすで食事が出来るお店がたくさんあります。特に、お手伝いしますの看板が設置されているお店なら安心ですね。
今日は、西原村観光推進協議会の小椋さんに紹介していただいたお店の中から、ファームレストランまきばさんにお邪魔しました。
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お向かいの牧場直営ですので、新鮮なミルクを使った料理や地産地消にこだわった手づくりの料理をバイキング形式でいただけます。
入り口はスロープ。中は広々で車いすでも安心して楽しめます。

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料理が並ぶテーブルは下が空いているので車いすを寄せることができます。これだけでずいぶん料理が取りやすいですね。

さて、「これで二人ぶんかよ・・・」と思われるかもしれませんが、二人分です。しかも一人は女性です。たぶんですが・・・
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どれもヘルシーでおいしいものばかり。牛乳豆腐のカルパッチョなど牧場直営ならではの料理もおいしいですよ~

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トイレが心配な方は、すぐ近くの萌の里でしっかり準備を済ませると安心ですね。
この料理で、1時間1400円食べ放題ですから、僕ら二人なら完全に元を取ります(笑)

なにより、スタッフの皆さんがとっても親切。帰る時も扉を開いて頂いたりして、笑顔で対応して下さいます。

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さて、すっかりいい気分でさらに取材を進めます。

西原村の隠れた名所、大切畑ダム公園に立ち寄りました。
ここで、今回いろいろとおせわになっている小椋さんと合流。公園の案内や見どころなど教えていただきました。
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実はこの池はカワセミの観察スポット。
実際に僕らも、観ることが出来ました。
これほど簡単に見つけられるとはおもいませんでしたから、びっくり!

ただし、望遠レンズを持っていないので、写真は撮れず・・・・残念です。

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車いすでも行ける展望所がありますが、柵がちょっと高いので見にくいかもしれません。
この場所からカワセミを見ることが出来ましたよ。
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景観も美しく、カワセミも気軽に観察できる公園ですが、池の周りを周回することは車いすではできません。
せっかくの公園ですからもう少し楽しみやすいといいですね。

たくさんの魚が泳ぎ、自然の営みを身近に楽しめる場所です。

 
西原村は秋の気配。
萌の里ではコスモスが咲き始めました。
ついこの間、ポピーを見た気がしましたが、早いものですね。
今は、まだ駐車場から奥の畑のみが咲いていますから、もう少しすると車いすからでも眺められると思いますよ。
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西原といえば、ここ。西原ウィンドファーム。風力発電所ですね。
丘の上に風車が立ち並ぶ光景はここだけのものです。
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風に吹かれてのんびり回る風車。
空の青、丘の緑と絶妙な組み合わせです。
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さて、そろそろ夕方。
ゆっくりと日も傾いてきました。
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西原村には有名な夕日のスポットがありますので、次の記事で夜景とともにご紹介しますね。

お楽しみに!


<お問い合わせ>

あさ工房
郵便番号 861-2403
住所 熊本県 阿蘇郡西原村 布田2112
電話番号 090-1167-9504
あさ工房では陶芸教室もやっています。(予約制)
静かな環境でのんびりと作陶、予約制だからマイペースで楽しめます。(^。^)
10時~12時 または 13時30分~15時30分
1日2組限定

◆手びねりコース
(3,000円)
(粘土1KG 焼成 指導費込み)
2名以上は500円引き

◆電動ロクロコース
(3,000円)
(粘土・焼成代別途かかります200円~300円程度)

出張教室(学校・老人ホーム etc)も行っています。
(1人 800円~)
 
 
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ファームレストラン まきば
所在地 熊本県阿蘇郡西原村小森1801-4
電話番号 096-279-4004
期間 通年
休み 火曜(祝日の場合は営業)
時間 11:30~14:30(閉店)、17:00~19:30(閉店20:00)
交通 JR豊肥本線肥後大津駅からタクシーで20分
駐車場 駐車場あり(無料)
料金 バイキング昼 大人1400円、小人700円
バイキング夜 大人1550円、小人700円
 

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