みなよか日記

NPO法人UDくまもとが発信するユニバーサルな観光情報です。
写真の無断転用は厳禁です。必ずご連絡下さい。

山都町 文楽の里まつり!

2010-09-15 11:17:52 | 山都町
こんにちは

9月13日に行われた、山都町文楽の里まつりをご紹介します。

熊本県の重要無形文化財に指定されている清和文楽を身近に楽しもうというお祭りで、さまざまなステージイベントや特産品の販売など、清和の暮らしや文化を1日で楽しめる人気のお祭りです。

以前にもご紹介しましたが、清和文楽館は車いすのまま、文楽が楽しめる貴重な施設です。みなさんもこれを機に是非、清和文楽の素晴らしさに触れて下さい。

今年のお祭りのときは、特別に観覧無料でしたので、大変なにぎわい!
午前、午後と2回の公演があったのですが、予約は前日までにしておかないとむりのようです。
来年は、みなさんも早めに予約して出かけて下さいね。
僕らも当日の朝あわてて予約したのですが、すでに満席・・・残念でした。



館内はバリアフリーです。
以前の写真ですが、現在も変わっていません。
車いすのままステージ前のスペースに入って、観賞できるようになっています。
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さて、外の芝生広場はおおにぎわい!
地元の食材をつかったさまざまな食べ物が販売されていて、僕らも一気に盛り上がりました(笑)



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いやあ、なにを食べようかな~・・・・
ヤマメや名物のコロッケなど、山都町ならではの食べ物ばかり。
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山都町はコロッケで町おこし中!どれもおいしいんですが、今回は、ゆず風味のコロッケと馬肉のメンチカツをいただきました。
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これは、ゆずコショウがピリリと効いていて、さっぱりとした味わい。
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出ました、あか牛!
最近は普及部会のみなさんがあちこちのイベントであか牛のモモ焼きをされています。
なんだか僕らもちょっと顔なじみ(笑)
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あいかわらず、ジューシーで濃厚な味わい。塩コショウだけの味付けがむしろベスト!

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そのほかにも、親子木工教室や、お楽しみ抽選会など、もりだくさんです。

県外からの観光客も多く、みんな笑顔で楽しんでいました。お年寄りの姿も多いのですが、車いす対応トイレが会場になっている物産館や文楽館にもあり、隣接する道の駅にも当然ありますので、安心して時間を過ごせます。

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ところで、肝心の駐車場ですが、会場近くの駐車場が満車になっていても心配ありません。
少し離れたグラウンドに臨時駐車場が設置されているのですが、そこからシャトルバスのほかに、普通車での送迎もしていただけます。
これなら車いすでも乗り降りできますから、安心ですよ。



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清和文楽を観賞できなかったのはとても残念でしたが、これを機に定期公演に行ってみようと思います。なんといっても車いすのまま便利に楽しめますし、清和は食べ物もおいしいですからね。

文楽の里まつりは、県内でも人気のお祭りです。
駐車場、トイレ、文楽鑑賞とすべてバリアフリーに楽しめるお祭りですから、みなさんも来年は早めに予約して、出かけて下さいね。
おススメですよ!

 
<お問い合わせ>

■所在地/山都町大平152
       道の駅「清和文楽邑」内
■営業時間/午前9時~午後4時30分
 ※団体様はあらかじめご予約ください。
■休館日/火曜日(祝祭日は開館)・年末年始(12月25日~1月1日)
■駐車場/大型4台、普通61台、HC4台
■問い合わせ先/TEL:0967-82-3001

■ホームページ→http://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/bunrakunosato/ ■料金
◎入館料
 高校生以上420円、中学生210円  
◎公演鑑賞料(入館料含む)
 高校生以上1260円、中学生840円、小学生以下630円 ※30名以上の団体は1割引

■公演について
◎定期公演
 第2・第4日曜日、午後1時30分から約60分
◎予約公演
 20人以上の団体であれば、ご希望の日に公演ができます。2週間前までにご予約ください。
 

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行ってみました! 五木村

2010-09-14 11:18:31 | 人吉
こんにちは


さて、最近観光に力を入れている五木村。
紅葉の時期を前に、早速出かけてみました。


まずは、五木村の見どころなどを伺うために、五木村役場へ。
観光課のみなさんにアドバイスをいただきました。
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五木村は自然が豊富。深い山間の村です。
そこで、紹介してもらった白滝公園へ向かいました。
美しい川辺川の支流と鍾乳洞を楽しめる、静かな公園です。

駐車場から吊り橋を渡って、公園の園路を進みます。
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橋の上からは美しい渓谷の眺めを楽しめます。このあたりまでは、足元もしっかりしていて、車いすでも問題ありませんよ。
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吊り橋を渡ると、園路は砂利道に変わります。わずかな下りこう配です。少し深い砂利ですので、キャスターが小さめの車いすユーザーは注意して下さいね。介助者が一人いると安心でしょう。
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園路を少し進むと、神社が見えてきます。
神社の奥は、切り立った崖になっていますが、石灰岩独特の白い岩肌が目を引きます。
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アップで見るとこんな感じ。実は白滝公園の名前の由来は、この白い崖。これが滝のように見えることから白滝の名前があるんです。

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さて、もう少し園路を進むと、二つ目の吊り橋が見えてきます。車いすでなんとか進めるのはここまで。
この奥に鍾乳洞があるのですが、そちらに行くには階段を下りることになります。
ですが、ここからの川の眺めは素晴らしいものがあります。

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思わず息をのむほどの美しさです。
透明を越えるとブルーになる・・・・
そんな印象さえ感じてしまいます。
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車いすでなんとか進めるのもここまで。
もう少し、路面の整備や手すりの整備が進むといいですね。五木村の方の多くが、この公園を勧めますので、今後に期待したいところです。
 

車を五木村の水没予定地へ進めてみました。
こうしてみると、この村が、深い山間に位置しているのがよくわかります。
都市部にはない、独特の暮らしの習慣が残るのも、こういう土地だからでしょうね。
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さて、新しい道へ登ってくると、景色もぐっと開けます。
一番の立ち寄りスポット、道の駅子守唄の里五木です。
この土地ならではの物産や、水没予定地から移築された古民家など、五木村を知るには一番いいところです。

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駐車場やトイレの充実はもちろんです。
付近に車いす対応トイレがある公共トイレはここだけですので、注意して下さい。
物産館には、今話題のシカ肉を使った加工食品や、地元の清流でとれるヤマメなど、オリジナルの物産がたくさんあります。

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ところで、道の駅といえば、最近道の駅弁で有名な通り、それぞれの道の駅がオリジナルのお惣菜やお弁当を販売していて、それも楽しみの一つ。
ここでは、なんと鹿肉の竜田揚げがありました。
お店の方にお話を聞くと、鹿肉は火を通すと固くなるのですが、油を通すとやわらかくなるとのこと。
さっそくいただきました!

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話の通り、やわらかくて、さっぱりしたお肉です。噛むと味わいがあり、癖もありません。ヘルシーで食べやすいんですね。

 
道の駅の敷地内には、五木村で唯一残ったお茶屋さんがあります。五木村は昔からお茶の栽培が盛んで、昔はたくさんの製茶工場があったとのことですが、今はこの松井製茶さんのみが残っています。
山に自生していたお茶の葉を煎じて飲んでいたという歴史があり、山深く高地で霧がかかることから、虫の害が少ないため農薬をほとんど使わずに栽培できるそうです。
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当時のお話を丁寧に話して下さった、松井さん。
ありがとうございました。

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また、敷地内には移築された古民家があり、そこでは語り部の方が村の歴史を話して下さったり、五木の子守唄をうたってくださったりしてくれます。正面からは階段ですが、裏からスロープでも入れますので、是非足を運んで下さい。
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古民家ですから、家の中に車いすのまま入る事はできませんが、十分雰囲気を味わえますよ。

 
 

さて、そろそろお昼どき。
五木といえば、そば!と観光課の方にもご紹介いただきましたので、地元の方おススメの昔ながらの十割そばをいただくことにしました。
道の駅のお向かいにある、温泉施設夢唄さん。
ここは、車いすユーザーも安心して食事ができるお店があります。
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お店の中は掘りごたつ式ですが、車いすから降りずに食事をしたいなら、休憩所のテーブルにも運んで頂けますから安心です。

注文したメニューはもちろんそば。大川さんはここでしか食べられないメニューということで、鹿カツ定食。
そばは、かけそばが基本。
それに好きなトッピングをするようになっていました。ぼくはかしわをトッピング。

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十割そば独特の食感です。麺はつなぎが入っていないので不揃いに短いですが、それこそが手打ちの証し。
どちらかというとそばがきを食べているような感じです。
ダシには独特の甘さがあります。普段食べているそばのだし汁とは全く違う感じです。山里ならではの味付けなんでしょうね。
素朴で濃厚な味わいでした。

鹿肉は、やはり油を通すことでとってもやわらかく、昭和40年代生まれの僕としては鯨肉のカツを思い出しました。赤身に火を通すと黒く見えるからでしょうね。
癖が無いので食べやすく、女性にも喜ばれそうな味ですよ。

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お腹もいっぱいになったところで、さらに取材にでかけました。
清流川辺川を少し下ったところに、有名な宮園の大イチョウがあります。小国にも下城の大イチョウがありますが、負けず劣らず立派なイチョウです。
もう少し秋が進んで、黄金色のイチョウの葉が舞い落ちるころにはさらに美しさを増すでしょう。
神社の境内にありますから、とても雰囲気のある立ち姿です。
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幹回りも立派で力強いですね。見上げるほどの高さです。

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そろそろ戻る時間になりました。
五木の帰り道に是非、立ち寄って下さいと紹介されたのが、四季の里。
ここは、地元のお年寄りが運営している休憩処。
駐車場には車いす対応トイレもあり、ちょっと立ち寄るにはちょうどいいですね。

中に入ると、おばあちゃんたちがお茶をふるまってくれました。手づくりのお漬物をお茶受けに、しばし五木村談義に花が咲きました。Dsc_0166


五木村は、長い歴史を刻む趣深い場所です。村全体の雰囲気を楽しむといいでしょう。これから少しずつ観光地としての整備も進んでいくことでしょう。五木村ならではの雰囲気を崩さずに、文化や歴史に触れられるようになるといいですね。

 
五木村はなんといっても秋が旬。
11月には村を上げてのイベントも行われる予定ですので、是非チェックして出かけてみて下さいね。


 
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一勝地温泉かわせみ

2010-09-13 11:12:42 | 人吉
こんにちは

秋の紅葉の季節が近づいてきました。

人吉にはユニバーサルルームを持っている宿がいくつかありますが、今とても努力されている温泉宿をご紹介します。

一勝地温泉かわせみさんは、美しい川のほとりにある静かな宿。

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今回は、施設のバリアフリー化を進めるためのアドバイスを、ということでしたので、早速打ち合わせ。
支配人さんも、現場の職員さんも、みんなとても暖かくやさしい人たちばかりです。
ネットの口コミ評価で、対応がとてもいいとの評判もうなずけます。
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職員さんにお手伝いをお願いして、実際に施設内の様々な場所を拝見しました。
村の施設ですので、基本的な部分はバリアフリー化してあるのですが、一番驚いたのは2階の客室に上がるためのエレベーターを最近になって増設されていること。
ここまで大規模な整備をされることは稀ですから、本気の度合いがうかがえます。

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入り口から、受付、温泉施設内はエレベーターを使うこともあって、ほぼ完全なバリアフリー。温泉浴室にも大きな脱衣台があって、手すりも多く、シャワーチェアも設置されています。実際に僕も車いすを乗り入れて入浴しましたが、浴槽の縁がちょっと低いので、車いすからの乗り移りに苦労するくらいで、あとは困る事はありません。どなたかいっしょに入浴するのであれば安心でしょう。
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温泉施設内に車いす対応トイレがあり、これが館内唯一の車いす対応トイレです。古い規格のものですが、清潔に保たれていて、広さも十分。
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便器洗浄がペダル操作のみでしたので、今後の改善として手元操作で水が流せるようにお願いしています。


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夕食のお食事処は和室の大広間です。車いすユーザーに対応するため、事前にお願いしておけばテーブルを用意して下さいます。とにかく快い対応をされますので、気持よく過ごせます。
大広間の入り口に8cm程度の段差が一つありますので、簡易スロープで対応されるようお願いしています。
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さて、気になるお部屋ですが、天井が高くとても気持のいい和室です。
入り口に先ほどと同じ程度の段差がありますので、ここも簡易スロープでの対応をお願いしました。
車いすユーザーが宿泊する場合は簡易ベットを入れてくれますので安心。

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窓からの眺めは素晴らしく、清流芋川を眼下に見ながら、静かな山里の雰囲気を満喫できます。
夜は満点の星空ですよ。
車いすでデッキに出る事も可能ですから、夜空と川のせせらぎの音を楽しんで下さい。
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室内のトイレは洋式で手すりも設置されていますが、どちらかといえば一般向けトイレになりますので、同じ階の温泉横の車いす対応トイレが使いやすいでしょう。
お部屋からそんなに距離もありませんから、あまり手間も感じません。
今後、お部屋のトイレに関しては、ドアの構造変更などで対応していただけるかもしれません。そうなるともっと便利になりますね。

一階にはレストランがあり、地元のおいしいメニューが豊富にそろっています。こちらはテーブル席ですので、安心して利用できます。テーブルが少し低いので車いすで膝が当たる方はフットレストを上げるといいでしょう。
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一勝地温泉かわせみさんは、今とても熱心に宿のUD化に取り組んでおられました。
やさしい心のこもった接客とやわらかな泉質の温泉を目にまぶしいほどの緑の中満喫できます。
 
今後、改修が進むのがとても楽しみですね。
現在の状態でも車いすでの宿泊は可能ですから、待ちきれない方は、お友達や家族といっしょに是非出かけて下さい。

相良三十三観音巡りの出発地としてはうってつけの場所ですので、利用方法はいろいろとありそうです。

紅葉の時期が近いので、旅の計画を立ててみませんか?

やさしいスタッフのみなさんが、笑顔で出迎えて下さいますよ。
 


<お問い合わせ>

一勝地温泉かわせみ

熊本県球磨郡球磨村一勝地乙39-2
TEL(0966)32-0200
FAX(0966)32-0221
フリーダイヤル/
0120-561120

 
 
 

 

E-mail/
info@kawasemi-onsen.jp

 

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いよいよ秋の御開帳! 相良三十三観音巡り

2010-09-12 10:35:56 | 人吉
こんにちは

なかなか秋の気配を感じられませんが、人吉の秋の風物詩、相良三十三観音巡りの季節がやってきましたね。
9月20日(月曜)~9月26日(日曜)に秋の一斉御開帳がありますから、事前に取材をしてきました。
神社仏閣というと、車いすユーザーにはなかなか難しいイメージがありますが、相良三十三観音巡りの中には、車いすのままでも安心して参拝出来るお堂もたくさんありますから、みなさんも是非参考にされて出かけて下さい。

今回は、人吉の観光ボランティアガイド、鶴上さんにお願いして、歩行に不安のあるお年寄りや車いすユーザーでも安心して参拝出来る場所を紹介していただきました。2時間ほどで回れる程度のコースを選んでいただきましたので、無理なく楽しめましたよ。

まずは7番札所石室観音。
お寺の境内にあります。車を観音堂のすぐ近くに停められますから、足元の砂利もそう気になりません。
残念ながら、最後の石段は車いすではなんともできませんが、お寺の雰囲気や、ご本尊を遠目に拝見してお参りするだけでもなかなかいいです。
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こちらのもう一つの素晴らしさは、お寺の門を正面から見たときの味わいです。
大きな岩をくりぬいた門と、石橋の組み合わせが、落ち着いた景色を造りだしています。車の中からでも見れますよ。
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次に伺ったのは、二十六番札所嵯峨里観音。
こちらは、とても整備されていて、駐車場もあり段差もないばかりか、車いす対応トイレまで設置されています。途中にトイレのポイントがあるのはとても安心ですね。
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お堂の前まで車いすで行けますので、観音様を間近に拝見しながらお参りできます。

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安心のトイレもこの通り。清潔で広いトイレです。

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さて、続いて八番札所湯の元観音です。
こちらも地元皆さんの尽力で、車いすでもとても参拝しやすい観音様。
ただし、駐車場はお向かいの老人福祉センターになりますので、必ず許可を得て下さいね。


入り口から、観音堂の手前まで、2ヶ所にスロープが設置されていますから、観音様の目の前でお参りすることができます。
整備されたばかりですので、とてもきれいですよ。
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次に伺ったのは、十一番札所永田観音。
ここは、お寺の境内ですが、山の奥深くにあり、初めて伺うならガイドさんの案内を受けた方がいいでしょう。
車を置く場所も限られています。傾斜がきついところもありますから、必ずどなたかお手伝いをしてもらえる方と一緒にお参りして下さい。

風情のある独特の雰囲気です。
なんだか、静かな気持になるところですね。
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ガイドの鶴上さんから、いろいろな案内を受けながらお参りしました。やっぱりガイドさんがいると違いますね。お話を聞くとその土地の歴史や過去の人々の思いを感じる事が出来ます。

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こちらのお堂には、古い木札がたくさん残っていて、長く続く信仰の歴史を感じることが出来ます。
多くの人が、いろいろな願いを胸に、観音様へ参っていたのでしょうね。

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山を下りて、しばらく進みます。
次に伺ったのは、二十一番札所永峰観音。
こちらは、道路沿いの観音堂。
車を道に置くしか方法が無いので、乗り降りの際は十分気をつけて下さいね。

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今回は、堂守さんにお願いして、特別にお堂を開いていただきました。ご協力ありがとうございます。

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このように、道路沿いにあるお堂も多く、車いすのまま参拝できるところが他にも複数あるとのことです。
ご本尊を近くに見ながらお参りできますからうれしいですね。


さて、最後に伺ったのは、猫寺として有名な、二十四番札所生善院。
このお堂は素晴らしかったです。
当時の彩色に復元され、江戸前期のおもかげそのままに独特の雰囲気を保っています。
物語のあるお寺ですが、茅葺屋根と、彩色の絶妙な組み合わせを満喫して下さい。
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ご住職にもお話が聞けて、ゆったりと過ごせました。車をすぐ裏の駐車場におけますから、車いすでも安心ですよ。

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時間があれば、もっといろいろなところをお参りしたかったのですが、今日はここまで。
このように、予想以上に車いすのままお参りできるお堂がありますから、御開帳に合わせて秋の人吉に訪れてみてください。

今回は、観光ボランティアの鶴上さんのおかげで、安心して楽しむことができました。
事前に調査までしていただき、本当にありがとうございました。

また、取材のためにわざわざお堂を開いていただいた堂守のみなさん、ありがとうございました。

人吉は人好し。

僕たちも観音様の御利益を受けて、ますます快調にがんばります。


<お問い合わせ>

参考ホームページ http://www.hitoyoshi-hikari.com/rensai_kannon/vol32/all.html



ボランティアガイドの依頼はこちらへ
人吉観光案内人協会
料金

500円/30分 1,000円/1時間 6,000円/1日 ※待合せとお別れ場所が異なる場合、別途1,000円。

郵便番号

868-0037
住所

熊本県人吉市南泉田町3-3  人吉商工会議所内
TEL

0966-22-3101
FAX

0966-24-6509
案内地域

人吉市内および球磨郡全域
受付時間

8:30~17:00(平日)
 


 




花火大会 矢部八朔祭!

2010-09-06 11:30:26 | 山都町
こんにちは


9月を代表する熊本のお祭り、矢部の八朔祭をご紹介します。

たくさんの人でにぎわうお祭りですが、お年寄りや車いすユーザーに対する配慮もこまやかで、とても過ごしやすいおススメのお祭りですよ。

事前に作られるマップにも車いす対応トイレの表示があり、とっても安心。さらに障害者用駐車スペースも準備されていますので、シャトルバスに乗れない方でも、安心して出かけられます。

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ただし、台数は限られていますので、早めに出かけることをおススメします。八朔祭のメインは大造り物の引きまわしですから、午後からは大変なにぎわいです。
 

僕らも午前中には矢部に入りました。
駐車場からメインの会場までは距離もなく、のんびり車いすで移動。
さっそく、ひょっとこ踊りの行列に出会いました。

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街全体がお祭り会場。
あちこちでイベントが行われているので、退屈する暇はありません。
青年部のみなさんの、俵みこしも迫力満点!
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丸目棒踊り保存会のみなさんによる演武。
切れのいい踊りで、その場がキリリと締まります。

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さて、そろそろお昼どき。
最近はとにかく地元出店ブースだけを狙っています。
山里ならではの、ヤマメの塩焼きやゆずを使った料理を堪能!
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これはおいしかったですねえ・・・で、なんといってもリーズナブル。ヤマメの塩焼き300円は市内ではありえない価格です。
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さらに、おいしかったのがこの豚。とても珍しい、梅山豚をその場でしゃぶしゃぶしていただきます。
脂身があっさりとして、臭みがなく、ポン酢でいただくとたっぷりの肉汁と甘味が口いっぱいに広がります。

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この日は定期的に通潤橋の放水も行われました。
実り始めた棚田の緑と青空を背景に、素晴らしい眺めを満喫できました。

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午後からは、いよいよ大造り物の引きまわし。
町内11地区のみなさんが、竹や松ぼっくり、シュロの皮など自然の物を使って、社会風刺をテーマに出来栄えを競います。

それぞれの地区が、にぎやかなお囃子を先頭に大造り物を引いて、審査会場へ向かいます。
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近くに来ると、とにかく大迫力!
よく出来ていますよね。ここまで仕上げるのがどれほど大変だったか、苦労がしのばれます。

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この風神が出てきたときには、さすがにおどろきました。
素晴らしい技ですね。

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見ごたえ十分!
通りを練り歩くので、車いすでも間近で見ることができます。実際、お祭りの間にたくさんの車いすユーザーを見かけました。
車いす対応トイレが会場内に複数あり、マップで確認できるのでいいですよね。

お楽しみの花火大会も、道の駅が会場。
もちろん、ここにも多目的トイレがあります。売店もあるし、お食事どころもあるし、足元はしっかり舗装されているし、なにも心配ないですよ。
お客さんは多いですが、車いすから花火を楽しむなら、場所取りの必要はありません。会場内どこからでも花火を楽しむことが出来ます。
トイレが心配なら、一番下の駐車場から見物するといいですね。




ライトアップされた通潤橋からは、放水も始まり、贅沢な構図で花火大会が始まりました!

さすがに花火を撮影していると、上手に通潤橋が写りませんが・・・・雰囲気だけでもお楽しみください。
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最後はナイアガラ。
この日は風向きが悪く、煙が客席に・・・・・
幻想的なのか、地獄絵図なのかわからない写真になっちゃいました・・・・
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花火大会で気になるのは、終了後の混雑ですが、最初こそ人ごみにもまれる感じですが、すぐに解消します。
会場全体で言えることですが、とにかく警備の方がとても親切で目が行き届いており、この日も帰り道の人ごみの中、僕の車いすの横にぴったりと寄り添って危険が無いように、送って下さいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


車の混雑もほとんどなく、スムーズに市内に戻る事が出来ました。

駐車場の整備、車いす対応トイレの数とマップによる表示、お祭りの会場や花火大会の場所が道の駅であることの安心感から、矢部八朔祭りは、どんな人にもおススメ出来る楽しいお祭りだと感じます。

実際に、お客さんの年齢層も幅広く、小さな子供とベビーカーのお母さんからお年寄り、車いすユーザーまで、老若男女全ての人が楽しそうに過ごしているのを目にしました。

みなさんも是非来年は足を運んでみて下さい。
安心で楽しいお祭りですよ。
UDくまもとが自信を持っておススメします。


<お問い合わせ>
矢部観光協会
〒861-3518 熊本県上益城郡山都町浜町 247-1
TEL: 0967-72-3855
 

 

FAX: 0967-72-3853

 

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