セレンディピティという言葉を知っていますか?
偶然の幸福をつかみ取る力という意味があります。元々童話から生まれた造語なのですが、今では日常生活やビジネスの世界でも頻繁に使われる言葉となりました。今回はそんなセレンディピティのことについて知ってもらいたいと思って、ちょっと詳しく調べてみました。 ⇒なぜ私が運勢にこだわるのか?運をつかむとどうなるのか? [kanren postid="154"]
セレンディピティとは
セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。Wikipediaもっとわかりやすく表現すると
- 観察力
- 洞察力
- 発想力
- 行動力
- 発見力
- 変化を受け入れる力
これによって偶然を見つけ、幸福を見つけるということがセレンディピティが起こる一連のプロセスなのです。実は人類にとって重要なことも多くはこのセレンディピティによって発見されたものが多々あります
セレンディピティの重要性
なぜ偶然に幸福を掴み取れる力セレンディピティが今重要視されているのでしょうか?それは今現在不安定で不確実で複雑で曖昧な変化が当たり前な世界に我々人間は住んでいることが挙げられます。未来のことは誰もわかりません。計画を立てたとしてもその通りにはほとんどはいかないでしょう。そうであるならば目の前で起こる偶然を幸運なものにしよう。幸運だ後でお引き起こす準備をしておこうというのがセレンディピティが重要視されているわけです。スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提唱したキャリア理論、”計画された偶発性理論”にも、同様な考えのもと唱えられています。 ⇒「計画された偶発性理論」8割は偶然の出来事によって決定されている!?[kanren postid="443"]
セレンディピティの身近な例
新しい環境に飛び込み、周りが気づかないのに気がつき、何かを見つけ、誰もが気がつかない視点で考え、新しい何かを思い浮かべる。そして浮かんだ道なものを取り込める地からこれがセレンディピティです。では実際に身近でどのようなセレンディピティが起こっているんでしょうか?実際に私に起こったセレンディピティをご紹介します。15歳の時に目の前に座った女性がいました。その女性と仲良くなりたいと思って毎日声をかけたりして仲良く上がりました。いつかこんな素敵な人と結婚できればいいなと思いながらも、連絡を取り続け25歳の時に結婚しました。 15歳から25歳までの間に双方2人の人と付き合ったりもしたのですが結局最終的に選んだのは私でした。 もう一つあります。サッカーの監督で有名なオシム監督。私は彼にどうしても会いたいと思っていつもお財布に彼の写真が入った雑誌の切り抜きを入れていました。ある時高校サッカーを見に行ったその場所で偶然、オシム監督が私の目の前に現れたのです。会えたらいいなと思っていた雑誌の切り抜きを即座に出し、サインをしてくれるようにお願いするとちょっとめんどくさそうでしたがサインをしてくれました。 私事で恐縮ですが意外とこのようなセレンディピティが頻繁に起こります。 おそらくセレンディピティを呼び寄せた一つの要因はアンテナを張っていたこと、行動していたことをがセレンディピティを掴み取った要因ではないかと思っています。
セレンディピティが実際にいかされた事例
- ハンス・クリスティアン・エルステッドによる、電流と磁気の関係の発見(1820年)
- チャールズ・グッドイヤーによる、ゴムへの加硫の発見(1839年)
- アルフレッド・ノーベルによる、ダイナマイトの発明(1866年)
- クリップの発明(1890年代)
- ヴィルヘルム・レントゲンによる、X線の発見(1895年)
- ピエール・キュリー、マリ・キュリー夫妻による、ラジウムの発見(1898年)
- ハンス・フォン・ペヒマン(英語版)による、ポリエチレンの発見(1898年)
- エドゥアール・ベネディクトゥスによる、安全ガラスの発明(1903年)
- アレクサンダー・フレミングによる、リゾチームとペニシリンの発見(1922年と1928年)
- アルバート・ホフマンによる、LSDの幻覚作用の発見(1938年)
- ロイ・プランケットによる、テフロンの発見(1938年)
- パーシー・スペンサーによる、電子レンジの発明(1940年代)
- ルイス・フィーザーによる、ナパーム弾の発明(1942年)
- ウィリアム・ショックレーらによる、トランジスタの発明(1947年)
- ジョルジュ・デ・メストラルによる、マジックテープの発明(1950年頃)
- 江崎玲於奈らによる、トンネルダイオード、トンネル効果の発見(1950年代)
- アーノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンによる、宇宙背景放射の発見(1964 - 1965年)
とWikipediaにはこんなにも世界的な発見がセレンディピティで発見されたと記載されています。これだけ世の中に役立つことが計画通りでなく失敗やアクシデントがきっかけでセレンディピティがもたらした産物になっているんです。
セレンディピティを高める三つの行動とは
セレンディピティを見出すためには好奇心、柔軟性、冒険心が欠かせません。では実際にそうな行動を起こせばセレンディピティを高めることができるんでしょうか?
新しい出会いの場に顔を出すようにする好奇心
人とのつながりほどチャンスを生み出すわけがないのかもしれません。毎日同じような生活をしているとどうしても好奇心というのはなくなっていきます。どんなきっかけでも構いませんいつもと違う場所に行き、いつもと違う人と話してみたりすることで、セレンディピティが起きるかもしれません。
チャンスが起こりやすい場所を見極める冒険心
偶然とはいえチャンスが起こりやすいやすい場所と起りづらい場所というのがあるはずです。例えばサッカーをやりたいのに、野球が盛んな場所にいるとなればサッカーの有名選手にはなれないでしょう。と言うかチャンスが少ないのです。プロサッカー選手で一流になりたいと思うなら
- サッカー関連の情報を仕入れてる
- サッカーの試合をよく見ている
- サッカーをするチームに入っている
- 少ない時間でもサッカーをしている
- サッカーをする場所は多い
- サッカーのレベルが高い人が多い
といった場所に行けばチャンスが広がるかもしれません。冒険心をもってチャンスが拾える場所に行かなければセレンディピティ はおこりません。
保守的にならずに挑戦心を持つ柔軟性
保守的な考えをしている限りチャンスというのは訪れません。またチャンスが現れたとしてもそれを掴みことはないでしょう。有益な情報を持っていたとしてもそれを有効に使えなければただの情報です。しかし好奇心旺盛で且つ柔軟性も持っていれば何でも挑戦してみたいという姿勢がある人にその情報を与えることによって セレンディピティが起こるかもしれません。常日頃から些細なことでも挑戦する習慣を身につけましょう。
まとめ
セレンディピティとは偶然の幸運に巡り合うことと見つけ出すことそしてそれを掴み取る能力です。 来る前に金を掴み取る力というのは、行動力、発見力、観察力、洞察力、発想力、変化を受け入れる力というのが必要になってきます。そしてセレンディピティを高めるためには新しい出会いの場には顔を出し、チャンスが起こりやすそうな場所を見極めて、保守的にならず警戒心を持たず挑戦をするということが重要です。ただただ待っていたとしてもあなたの前に幸運はやってきません。 行動しなければあなたの未来は何も変わらないのです。 ⇒なぜ私が運勢にこだわるのか?運をつかむとどうなるのか? [kanren postid="154"] 運勢
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