毎日まいにち、おなじこと。

「毎日」ってことばや

「日常」ってことばが

今日だって「同じこと」をしているように

感じさせるけれど

でもきっと、

同じことは絶対していないって

感じようとしてみる。



「なんか気分が良かったり」とか

「なんかやる気にならなかったり」とかの

そういう内的なものと

「風邪っぽかったり」とか

「身体の疲れがとれてたり」とかの

そういう身体の具体的な調子と

「天気が良かったり」とか

「電車が混んでいたり」とかの

そういう外的なものと

「なんか問い合わせが多かったり」とか

「なんか断られ続けたり」とか

そういうこちらの応対によって反応が変わってくるものと

そういうひとつひとつの要素が

その時のぼくの気持ち・感情を決めていて

目の前のことをこなすときの姿勢に少し影響してて

その結果が、またあとにくる時間にあらわれる。



「ちょっとイライラしてる気分」を持ちながら

「身体の疲れがあまりない」状態で

「いつもより寒い」日に

「あまり得意じゃないお客さんばかり来店してくる」なかで

「いつもと変わらぬ量のやるべきことを絶対やらなきゃならない」ことを頼まれながら

毎日同じひとつの目標を数字として、達成しなければならなかったり。

「いちにち」を構成する「やるべきこと」のなかで毎日、違う思い違う状態で何かをしているんだなあ。

今すぐやらなきゃいけないことに対して、他の要因から気分が乗らなかったりするなかで、

自分を納得させるためのそのときの理由づけとか、

そのときの時間をうまくはかどらせるためにゲームっぽく考えてみたり、

どうにもこうにも考えてみて、試してみて

より気持ちよく、自分のなかで良いイメージを保てるように

同じようなことを毎日、気持ちの上でベストな状態でこなさなきゃならない。

またちいさなことでも「新しいこと」をそのなかではじめなきゃならない。

毎日毎日、同じことをしていながら。



そんなこと、まだまだ出来てません。

一日いちにち、精一杯もがかなきゃと

帰りの電車のなかで思いました。



Photo by chamko rani