将来困らないためにやるべきこと

~いつか訪れる親の介護について考える~

今からできる親の介護への備え

2020-12-23 00:39:38 | 日記

親が元気なうちは、介護など他人事であって自分には関係ないと考える人も多いだろう。しかし、親も人である限り、必ず老いによる影響は出てくるものだ。そんななか、いざ介護という現実が自分に降り掛かってきた時に慌てないためにも、備えが必要である。

まずやっておきたいのが、本人の介護に関する意志を確認しておくこと、日本における介護保険制度の知識を学んでおくこと、そして、利用できる介護サービスの種類を知っておくことだ。

まず、介護が必要になる頃には、被介護者である本人とうまく意思疎通ができなくなっていることも考えられる。そこで、元気なうちにある程度希望を聞いておくことが、将来的な備えとなる。

元気な内に介護施設への入居するかどうかの意思確認をしておけば、いざという時に本人の意志を尊重した上で円滑に手続きを進めることが可能だ。

また、介護保険制度の詳細については、初心者向けに制度の内容を書いた書籍が多く出版されているため、購入して一読しておくことも介護への備えになるだろう。

そしてさらに重要なのが、介護サービスの種類についてある程度知っておくこと。介護サービスには、大きく分けて在宅介護と施設介護の2つがある。ケアマネージャーが認知症の進行具合や身体的状況を総合的に判断した上で、利用する介護サービスを選択することができるような仕組みになっている。

もちろん、介護サービスの選択の際、ケアマネージャーの助言だけを聞き入れるのはあまり良いとはいえない。本当に親を思うのであれば、介護サービスの内容について知識を学んだ上で、自分の意志で親や家族の状況に合わせたサービスの選択をすることが大切だ。
【推奨サイト:他人事ではない介護の備え