[写真] 三塁打を放った井上が、柿沼のライト犠牲フライでホームイン [写真] 投げて打って大活躍の石崎、2塁ベース上で笑みがこぼれる。 [写真] サインを確認する3番柿沼が、堅実な好打で期待に応える。 [写真] セーフティにスタンディングトリプルと俊足ぶりを披露した春原 [写真] ラストの2イニングは、期待の1年生右腕田中が締める。
2010年09月20日(月/祝) 09:57‐11:22 曇り 微風 東大和創価グラウンド
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
都立武蔵野北 0 0 0 0 0 0 0 - - = 0
創価 0 0 4 4 0 0 X - - = 8
[ 投 手 ] 石崎(5).田中(2)
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ] 渡邊(3裏).井上(3裏/4裏).春原(6裏)
[ 二塁打 ] 馬込(4裏)
1番(右)渡邊②、2番(左)井上②、3番(遊)柿沼②、4番(捕)篠原②、
5番(三)鷹家②、6番(一)安藤②、7番(二)馬込②、
8番(投)石崎②→(6表/投)田中①、9番(中)春原②
バックスクリーンの裏手に植えられた紅白のサルスベリは
少しばかり旬を過ぎ、辺りには赤トンボの姿も見られる東大和グラウンド
待ち兼ねた秋は、もう直ぐそこまで来てるようだ。
三連休の最終日、ハッピーマンデーとなった敬老の日は
秋の本戦へ駒を進める第8ブロックのA・B代表決定戦が行われており、
朝からたくさんの観客が押し寄せた。
第一試合のA代表をかけて創価と戦うのは、都立武蔵野北高校
校舎が漫画「スラムダンク」のモデルとなった武蔵野市の進学校である。
秋三連投の石崎は今日も完璧、3安打されたが無四球とリズムが良い。
好フィールディングで進塁を許さないナイスプレーも二つ出た。
3回は一死1塁から1-6-3と渡って併殺
5回は一死12塁から1-5と渡ってサードベースを踏ませない。
打っても2安打1打点2得点と、ダイヤモンドを総て駆け抜けた。
6回からは期待の1年生右腕田中にマウンドを譲ったが
全く危なげのないナイスピッチング、軽く投げてるように見えるが、
勝負どころのストレートは速いし切れも良い。
本戦でも、この制球力で落ち付いていれば期待大だと思う。
2番手田中は、今夏エースナンバーを背負った逸材
秋の大会では初登板ということもあって、少し力みがあったのだろう。
制球もスピードも、もう一つのピッチングだった。
6月頃の良かった時と比べれば、今日は8割程度の出来ではなかろうか?
まだまだ切れの良い速いボールが投げられるはずだ。
何はともあれ、ブロック予選の突破おめでとう。
本戦まで1週間程度しかないが、しっかりと課題を克服して臨んでほしい。
まずは一戦必勝で・・・ 頑張れ! 創価
プレーボールは定刻3分前の9時57分
後攻めの創価のマウンドには、この秋3連投となるエース石崎
ストレートを見せ球にして、変化球で両サイドと高低に投げ分け
いとも簡単に三者凡退に打ち取る。
対する武蔵野北の先発は体格に恵まれた大型左腕、
球威は然程でもないが、やや荒れ球ながら淡々と飄々と丁寧に投げてくる。
こういったタイプの投手は意外に打ち辛く、
得てして強打が自慢のチームが苦戦するのも・・・ こういったタイプだ。
そして・・・ 当ってほしくない想像は3回一死まで続いた。
1回裏、トップ渡邊はワンスリーから抜き気味のボール打たされファーストゴロ
2番井上は四球を選び、3番柿沼との間にヒットエンドランを仕掛けるが
ショート真正面のライナーとなって併殺
走ってなければセンター前に抜けてる当り、裏目に出る時はこんなもんだ。
2回は4番篠原が低めのボール気味の変化球を振らされ空振り三振
5番鷹家はレフトへの凡フライ、6番安藤はタイミングが合わずにセカンドゴロ
そして3回裏、7番馬込がピッチャーゴロに打ち取られた一死から試合が動く。
8番石崎は早々と追い込まれるが、粘りに粘ってショート真正面に強いゴロ
これが捕球に入ったショートの手前でイレギュラーして強襲ヒット
9番春原は俊足が自慢、セーフティ気味に決めた犠打は1塁もセーフ
一死12塁とチャンスを広げると、打順は1番に戻って渡邊
前の打席で打ち取られたボールを思いっきり引きつけて強振すると
打球はライン際に守ってたファーストの右を抜けてライト線を転がる三塁打
2塁から石崎に続いて、1塁から春原まで一気にホームインして2点を先制する。
さらに2番井上は、外のボールを上手くミートすると打球は右中間を真っ二つ
連続三塁打となってもう1点、3番柿沼はライトに打ち上げ犠牲フライ
これで、ここまでのモヤモヤを一気に解消した。
4連続長短打と犠牲フライで、残塁なしの4得点と効率も良い。
ナイスバッティングだ。
さらに続く4回裏は二死から攻め立てる。
7番馬籠が3塁線を抜く二塁打で出ると、8番石崎はセンター前にタイムリー
ホームベース上はクロスプレーとなったが、馬込が巧くタッチをかいくぐる。
その間に石崎は2塁を奪う。ここまでは全くそつがない。
9番春原は三遊間に緩い当り、サードが突っ込みグラブの先で救うがポロリ
記録はエラーのランプが点いたものの
緩い当りと捕球の位置、さらに春原の足から判断すれば内安打でも良いと思う。
さらに続く1番渡邊が四球で歩いて満塁、2番井上の打球はセンター頭上を襲う。
センターが1歩前に出たため、目測を誤ったようにも見えたが
打球は楽々頭上を超えており、文句なしのセンターオーバ走者一掃の三塁打
ナイスバッティングだ。
二死から畳みかける攻撃で、この回も4得点・・・ どうやら勝負あった。
さらに続く5回には無死3塁、6回には一死3塁と厳しく責め立てるが
ここでは・・・ 力みとアンラッキーな当りがあって無得点となった。
攻撃面では、若干雑な部分も出で課題を残したが、
軟投タイプのサウスポーを攻略出来たことは、本戦に向けて自信につながる。
1 表/武北 投ゴ、二ゴ、三振
裏/創価 一ゴ、四球、遊直併殺
2 表/武北 投ゴ、遊ゴ、遊ゴ
裏/創価 三振、左飛、二ゴ
3 表/武北 三振、遊安、犠打失(1-6-3併殺)
裏/創価 投ゴ、遊安、三安、右三2点、右中三1点、右犠飛1点、左飛
4 表/武北 投ゴ、一ゴ、二ゴ
裏/創価 右飛、遊飛、左二、中安1点、三ゴ失、盗塁、四球、中三3点、三ゴ
5 表/武北 三振、中安、遊安、犠打失、三振
裏/創価 左安(中継乱れ2塁)、ボーク、三邪飛、遊飛、三ゴ
6 表/武北 三振、中飛、四球、三ゴ
裏/創価 三ゴ、右中三、四球、三直併殺
7 表/武北 三振、左直、三振、試合終了
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