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確定申告で損をしないために、自分で気を付けてできること

2023-08-31 08:05:02 | フリーランス

フリーランスのエンジニアは、一種の個人事業主です。そのため、会社員が給料から自動的に引かれている各種税金を、自分で手続きして納めなければなりません。

納税額は、1年に1回の確定申告で決定されます。この確定申告を上手く工夫すれば楽になる上、節税も可能です。

まず、確定申告には自身の収入や必要経費を証明する書類が必要です。報酬を受け取った際の明細書や請求書、何らかの料金を払った場合の領収書等です。

基本的にこういった書類は捨てず、1つのファイルなどにまとめておきましょう。事業が小さいうちはこれでも十分ですが、規模が拡大してきたらクラウド会計ソフトなどを導入しておけば、面倒な計算を自動で行ってくれます。

そして、節税には上記の経費が深くかかわってきます。所得税で計算される「所得」は、収入-経費で大まかに計算されます。つまり、経費が多いほど所得額は減り、納める税金も少なくなるのです。

経費とは、業務に関わる出費全般を指します。事務所を借りている場合の家賃はもちろん、自宅をオフィスとして使っている場合も、家賃の一部を経費として計上できます。

水道光熱費、保険料も同様です。文房具などの消耗品の購入、パソコンなどの必要機器の購入・修理、通信費なども経費になります。出費の中で仕事に関わるものはすべて経費になり得ます。慎重に確認しましょう。

他にも、確定申告時の青色申告、扶養控除や配偶者控除、医療費控除、年金保険料の控除など、事業規模や家族の有無などによって様々な控除を受けられます。当然、嘘の申告をすることは脱税になり違法ですので、やりすぎない程度の工夫で節税に努めましょう。