◆◇◆中国人の誰もが絶賛する唐国強の諸葛孔明とは...
▼唐国強（諸葛孔明）↓写真のお方です。（間違いなく はまり役！文句なし、納得の孔明！）
◆羅漢中の小説《三国演義》を忠実に描いた中国のＴＶドラマ《三国志》 全84話。（←NHKの大河ドラマっぽい）
◆Ｊ.Ｗ監督から金城武クンに諸葛孔明をやらないか？と声が掛かった時、折りしも《投名状》の撮影が終ろうとしていた時でした。金城武クンがその話を仲間に伝えるとみんな喜んでくれて、ピーター監督やジェット兄さんが唐国強の《三国志》を観ろと薦めてくれたそうな。彼の諸葛孔明が一番良いと。
◆金城武クンは記者にそれを観たと語っていたので、猛烈にその唐国強の《三国志》が観たくなり探していたら、・・あった！・・BIGLOVEのVIDEO STOREの中にしっかりと有料で・・。諸葛孔明が登場する《2部/赤壁塵戦》をダウンロードして、昼夜観まくった！ストーリーもエピソードも解りきった三国演義ではある。・・のに、面白い。面白くて止められない。三国志の中でも、赤壁塵戦はやはり郡を抜いて面白い。特に、『舌戦群儒』30話から始まる名将周瑜との知恵比べ、と言うより、まるで鬼神の如く事の成り行きを見透かしてしまう孔明の小気味よさ、何回観ても飽きない。中国人民が《三国演義》を慕う気持ちが容易に理解出来る。
◆お目当ての唐国強は、恐れ入りました！と言うしかない。若き日の萬屋錦之助（絶頂期の中村錦之助）、あるいは市川雷蔵のような風貌とキップの良い話し振り、しなやかで自然な身のこなし。ウワサ通り、唐国強の自在な孔明は魅力的だ。画面に唐国強孔明の姿がないと全然つまらないよぉ・・、と思ったのは私だけかぁ・・？
..◆金城武の孔明
これがまた、唐国強さんとは違うバージョンの魅力が漂っていてワクワクする。Ｊ.Ｗ監督の狙いは、あくまでも三国志の時代を借りた”愛と友情と勇気”がテーマ。小が大を食う、3本の矢の様な結束が重要なのだ。世の弱者に対する応援歌とも言える。少なくとも、孔明の一人芝居ではない。・・らしい。
◆中国サイトに入ると、いまだに重箱の隅をつつくようなつまらない記事があって、映画の楽しみ方を知らない学者がいるんだなぁと、可愛そうにさえ思える。『舌戦群儒』の中で孔明に”役に立たない学問を振りかざす腐れ学者！”とバッサリやられた文官連中のようだ。そんな犬の遠吠えのような文句は軽く流して忘れてしまおう。取りあえず試写会への応募、皆様頑張りましょう。
