ケアワーカーのキャリアアップガイド

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認定介護福祉士の資格を取得する方法

2024-12-20 06:17:37 | 資格

認定介護福祉士養成研修I類と認定介護福祉士養成研修II類の研修を受講することで、認定介護福祉士の資格を取得可能です。ただし、これらの研修は誰でも受講できるわけではなく、かなり厳しい条件をクリアしないといけません。認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格として登場したため、介護福祉士の資格を取得することは必須です。

介護福祉士は現在のところ日本で唯一の介護の国家資格であり、介護福祉士の試験にたどり着くだけでも一苦労です。特定の教育機関で介護を学べば介護福祉士の受験資格を得られますが、働きながら介護福祉士の資格を目指すのであれば、一定の実務経験を積むことと介護福祉士実務者研修を修了することが欠かせません。介護福祉士の合格率は、受験資格が変更された2016年度以降はおよそ7割前後という高めな数字を記録しており、しっかり勉強することで十分に合格を狙える難易度です。もっとも、受験資格が変更されたことにより受験のハードルは大きく上がっているため、介護士として働きながら介護福祉士の合格を目指す場合は、モチベーションをキープしつつ計画的に勉強を進めていかないといけません。

介護福祉士の資格を取得後、さらに5年の実務経験を積むことでようやく認定介護福祉士養成研修I類と認定介護福祉士養成研修II類にたどり着きますが、注意したいポイントとして挙げられるのはリーダー経験です。認定介護福祉士は介護のリーダーに相応しい人材に与えられる資格であるため、リーダーとしての実務経験も求められます。


認定介護福祉士の活躍の場と役割

2024-11-27 06:17:37 | 役割

認定介護福祉士という専門職は、その活動範囲が非常に幅広く、多種多様な背景を持つ利用者のニーズに対応する技術が要求されます。具体的な職場としては、訪問介護、デイサービス、グループホーム、特別養護老人ホームなど、幅広い場所でそのスキルが活用されています。認定介護福祉士が果たす役割として、おもに以下の3つを考えることができます。

まず、認定介護福祉士は、各利用者に合致したケアを行いつつ、全体の介護チームに対して教育的な役割を果たし、介護の品質を向上させる存在です。次に、介護サービス提供の際には、医療従事者やリハビリテーションスタッフら他の専門職との協調性を重視します。認定介護福祉士は、利用者が求めるサービスを円滑に提供することで、その生活品質の向上を目指す存在です。さらに、認定介護福祉士は、家族やボランティア、地域の施設や事業所、その他一般の介護者の介護能力を引き上げる存在でもあります。いわば、地域全体の介護力の強化に寄与する存在でもあるのです。

これらの役割を遂行するためには、認定介護福祉士は自分自身が実践する生活支援や自立支援を、管理する介護チームに広める必要があります。また、利用者が自分らしさを保ちながら生活できるよう、QOLの向上に常に努める姿勢が必要です。加えて、認定介護福祉士は、利用者が社会生活を営む「人間」であることを忘れてはなりません。認定介護福祉士の担う生活支援や自立支援は、利用者自身の人格を尊重し、QOLを重視するものであるのが条件です。そうすることが、利用者だけでなく、施設や地域全体にも多大な恩恵をもたらすことになるでしょう。(認定介護福祉士の詳細→http://certified-careworker.com