最近は調教でもズブさが出て遅れることがほとんどだったので、スタートダッシュもあまり期待はしていませんでしたが、思わず身を乗り出してしまうほどの抜群のスタート
あまりにも勢いが良すぎるもんだから終いパッタリもあり得るかも…と内心ドキドキでしたが、上村が考えたレース運びで、上手に前に馬をおいて走らせてくれたため、最後までしっかりとした足取りで、味のある走りを見せてくれました
勝負処で前が壁になり、追い出しに手間取ったのは残念でしたが、それ以上にレース運びを考えてくれたことに感謝していますし、こういうレースが出来るようなら準オープン入りも時間の問題じゃないですかね
(と言いつつ、惜しいレースがまた続きそうな気もしますが…)
おそらく次は中2週での天王寺特別(4月7日、阪神ダ1400m・牝)かなと予想しますが、牡馬に揉まれたこの経験を武器に、ナミの牝馬はぶっ飛ばしてやりましょう
■ RECENT STATE ■
3/16 羽月厩舎 16日の中京競馬では好スタートを切り外から主張してきた馬を見ながら先団の内を追走する。直線では思うように進路が空かず追い出すタイミングが遅れたが、しぶとく伸びて3着。 「悔しいですし、もったいない競馬になってしまいました。申し訳ありません。スタートが良かったですし、リズムよく走らせたかったので逃げた馬が斜め前をしばらく走っていたのに気を使いました。直線もフラフラしていたため内に外にと切り返さないといけませんでした。また、横の馬たちも簡単に開けることはないですし、包まれてしまいました。ただ、あの形でも気持ちを切らさず最後まで頑張れたことは大きかったと思います。厩舎サイドは揉まれ弱いというイメージを強く持たれていましたが、以前外で運んだときのリズムがもうひとつだなと感じていたんです。それなので馬群の中で競馬を覚えさせることもしてみたいと思っていたので、今日のような競馬ができたことで幅も広がったと思います。勝った馬は抜けていましたが、スムーズならもう少し差はなかったと思います。力をつけていますし、今後が楽しみな馬です」(上村騎手) 「直線はちょっと勿体なかったかもしれませんが、勝ち馬は3馬身も抜けていましたからね。スムーズだったら差はもう少し詰まっていたかもしれませんが逆転までは厳しかったでしょう。悔しさはありますが、それより収穫の大きいレースだったと思っています。これまで揉まれ弱さが目立っていてなかなかこういう競馬ができませんでした。できるだけ被されない位置でレースをするという注文がついてしまっていましたが、馬群の中で運んで、最後まで頑張れるという走りができるようになったことは何より大きいことです。可能ならばこのまま次へという気持ちもありますが、レースによる心身のダメージ、特に精神面の変化は見ていかなければいけないでしょう。今後もこれまでと同様にレース後の状態をよく見たうえで判断していきます」(羽月師) 他馬との絡みもあって苦しいシーンが多かったですし、直線も包まれてしまって残念な結果にはなりましたが、新しい一面を見せてくれたレースでしたし、今後に置いていい経験ができたのではないでしょうか。あの形で3着に来るわけですし、このクラスでも十分に戦っていける自信になったと思います。優先出走権もありますので可能ならば続戦を検討していますが、あくまでも心身の状態次第なのでよく見極めていったうえで最終的に判断していきます。 |