今、求められているもの。

仕事で役立つ資格や職能、それを獲得する際の注意点

資格の勉強による転職の遅れに注意

2020-12-07 10:33:59 | 日記

終身雇用の崩壊が危ぶまれる様になった昨今。給与が安い、休みが取れないなどの不満がある場合だけでなく、キャリアアップをはじめとする自分をより良くするために転職を決める人も多い。転職は珍しいものではなく、当たり前のものになったと言っても過言ではないかもしれない。転職時には、できるだけ多くの資格を持っていなければならない。今の時代はやる気があるとアピールしてもなかなか面接官の心を動かすことはできないからだ。実際に有効な資格を持っているかどうかで、シビアに見られることは肝に銘じておかなくてはならない。ただ、転職を成功させるためとはいえ、むやみに資格の勉強ばかりをしていてはよくない。難しい試験になればなるほど、勉強に多くの時間を割かなければならないからだ。そのせいで実際の転職活動ができなくなってしまっては本末転倒である。勉強は、会社を辞める前にやっておくか、新しい仕事を見つけてからやるのがベストだ。家に引きこもって勉強だけをしていると、無職期間が長くなってしまい、結果としてどこにも再就職ができなくなるケースも出てくる。とにかく履歴書には穴を開けないようにすることが、何よりも重要だ。ときには、勉強をするために楽な仕事を経由するのも悪くはないだろう。時間に余裕がある仕事なら、履歴書に穴を開けずに経験を積みながら、さらに勉強までできるので一石二鳥だ。そうした仕事を一つ見つけておくだけでも人生がうまく回り始めるはずだ。ただ、弁護士や税理士、公認会計士のような、それ単体で独立開業ができるような高度な試験に臨むなら専念しないとお話にならないケースもある。その点は、自分の能力とライフプランによって臨機応変に考えていくべきことだ。ただ、働きながらの方が、精神的には楽である。


仕事に求められる職能の変化について

2020-01-30 11:51:53 | 日記

職能とは元来「職務遂行能力」の短縮形であるが、転じて職種、階層、職業という意味や、役割、任務といった限定的な使い方をする場合もある。それゆえ、どういった意味で用いられる場合も、根底にはその仕事をこなすために求められる能力が関係している。経営組織を運営していくにあたり、すべての職能は欠かせないものだが、年功序列が当たり前だった時代には、職能には勤続年数が大きく影響し、個々の能力への注目度は低かったかもしれない。しかし、現代は実力主義が一般的になりつつあり、個々の能力や努力が積極的に評価されることが多くなっている。人々の注目度がますます高まっている人工知能(AI)の存在は、職能の在り方に影響を与えるのではないかと危惧する人は少なくない。過去の経験値をデータとして入力すると、その中から最も効果的、または適切な方法を導き出すのが、人工知能(AI)の特徴だ。当たり前だが、機械なので単純作業も苦にならない。ライン作業や部品の組み立てなどの段取りが決まっている職業の多くに加え、農薬の適正散布量の見極めといった、経験がものをいうといわれてきた分野でも人工知能(AI)は良い結果を出している。しかし、多くの人の職が奪われるかといったら、その心配はないとの意見も専門家の間ではよく聞かれる。人工知能(AI)が普及するようになった時には、「AIを正しく用いてより良い研究へ結び付ける」「よりクリエイティブ性がある」「意欲的でコミュニケーション能力が高い」といった職能が求められるとの意見が強いようだ。
→職能については【職能を身に着けて更に高みへ】で確認するといいだろう。