産業看護師とは、企業や大規模工場で従業員の健康相談に応じるなどの業務に携わる看護師のことである。看護師に多い夜勤がなく、働き方が安定していることから人気のある仕事だ。
産業看護師になる方法として一般的なものは、企業に知人の紹介で転職することや、転職エージェントを通じて面接を受ける方法だ。企業の求める人材を知るためにも、相談する相手がいると良い。
また、産業看護師になるために看護師以外の特別な資格は必要ない。そうは言っても、人気の仕事であるため他の転職希望者との違いを出すために、資格を取得することで有利になる可能性もある。何か業務に関連ある資格を取得した場合、衛生管理者、産業カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定などを取得することをおすすめする。特に、衛生管理者を取得することで、産業保健の基礎が学べ、転職した際に業務で役立てることができる。
産業看護師には病棟で働く看護師にはないメリットが多く、日勤中心で夜勤がない、体力的や負担や精神的な負担が少ないなどのメリットがある。一般企業の勤務スケジュールに合わせて勤務するため、夜勤がなく土日に出勤する必要もないのである。
一方、看護以外の業務が多い、仕事について相談できる相手がいないなどデメリットも存在する。産業看護師は企業で働くため、看護業務以外に資料作成やメールの返信などの業務もある。今までやってこなかった仕事を覚える必要があるため、大変だと感じる人もいる。