わくさき日記

千葉県習志野市の司法書士事務所の日常です。

夏休みは家族会議にもいい機会です。

2017-08-10 09:00:45 | 司法書士
明日から夏休みという方も多いハズ。
もう夏休みだという方もいらっしゃるかもしれません。

昨日ある懇親会に出席したのですが、自己紹介の場面で「夏休みについて一言」という一幕がありました。
そしたら結構の割合で「すでに夏休みを取得しました」って人がいました。
夏休みも分散化しているのでしょうか。
何もみんなが一斉に休みを取ることもないですものね。
いいことかと思います。

さて、夏休みは帰省などで家族の時間が持てる機会でもあります。
昨日は本ブログで夏休みは相続登記のチャンスと書きましたが、夏休みは
相続対策のチャンスでもあります。

ご家族で相続のことってなかなか話し合いとかする機会はないですよね。
しかし、そのコミュニケーション不足が相続開始後のトラブルにつながっていることも多いと思います。
昨今では、情報へのアクセスは各段に向上し、だれもが専門家レベルの知識を簡単に得ることができます。
なので、各相続人が主張していることに法的理由は少なからずあるのかと思います。
ただ、同時に相続は「心」の問題でもあります。
相続開始前から、意思疎通を図り、相続人間のコミュニケーションをとっておくことによって、法的な問題を心が解決してくれる場面も
増えるかと思います。
一方で、心がなければ、法的な主張の争いとなり、それこそ「争続」の果てに、一家が崩壊してしまします。
もしかしたら、生前の家族の意思疎通、コミュニケーションが最も効果的な生前対策であり、終活の究極目的なのかもしれません。


そうした意味で、帰省の際など家族のコミュニケーションを図るとても良い機会です。
ぜひ、相続・財産の承継・家族の今後などについて話し合い(話し愛←たまたま誤変換されました!いい誤変換じゃないですか???)
の時間を持っていただければと思います。

また、家族での話し合いは・・、という方でも、エンディングノートなどを活用して、これまでの自分の振り返りや気持ちの整理、
資産の把握、終末期への思いなどを整理してみるのもいいと思います。

最後に、ぜひ、相続について思いを巡らせていただきたい方をいくつかご紹介します。
・相続人の人数が多い方 
・お子様がいらっしゃらない方 
・内縁の妻(夫)がいらっしゃる方 
・相続人の中に行方不明の方がいる 
・遺産のほとんどが不動産 → 遺産が自宅と預貯金程度という方も多いかと思います。事前のコミュニケーションが重要です。
などなど
ほんの一例ですが、ご参考まで。

猛烈な暑さが続いております。
ご自愛のほどお祈り申し上げます。
素敵な夏休みをお過ごしください(夏休みの方は・・)
この記事についてブログを書く
« 夏休みは相続登記の機会です。 | トップ | 司法書士試験の基準点が発表... »

司法書士」カテゴリの最新記事