2015.12.2.水曜日 朝、犬たちの散歩で長い距離をぐるり・・・と歩いて帰ってきたところ、家の近所に水道局の貯水タンクのある広場。。。溝の中を銀ちゃん(約26kgある雑種)がキュンキュンと匂いを嗅いで私を引っ張ります・・・『なに?なに?、どうしたの?』ふと見るとふわっふっわの物体が・・・握りこぶし程でも鳥だと分かる! 私は鳥が苦手です。。。無視して行こうとすると溝の中を逃げ廻る鳥。いったりきたり 『この子まだ赤ちゃんなんだ・・・』溝からも這い上がれない!!大変だ。どうしよう・・・銜え様とする銀ちゃん、もう一匹の犬=黒柴犬の桃子ちゃんが同じ様に慌てていったりきたり。二匹共 吠えることはしないけど、このまま放っておくと死ぬな。。。と思い、恐々手持ちのビニール袋に入れた。
暖かい・・・しっかり生きてる。どうしよう、、、動物病院へとりあえず連れて行こう。と急いで帰宅しました。
犬達の足や体を拭いてやって、すぐ仕度。猫用の小さなキャリーに雛を入れ、近所の【ファミリー動物病院】へ行くと、なんと休みです。もう一軒回って【オレンジ動物病院】へ、、、何とか診察時間には間に合い良かった~~って思ったら『野生の鳥は保護とか捕まえるとかしたらダメなんですよ。』って言われました。わかってるけど、溝から助け出さないと死んでしまうし。先生も冷たい反応なので看護師さんも優しくは言うものの、途方に暮れそうでした。思い切って『どこか診てもらえる病院紹介して頂けませんか?』と私。なんとか【あき動物クリニック】を教えてもらえました。
【あき動物クリニック】では事情をしっかり聞いて頂き、先生も親切です。『この子はキジ鳩やね。ホラ!』と、野生の鳥の図鑑を持ってきて見せて下さり、餌も『こんなのを使って、まあ、割りばしに先を利用して…』と餌のやり方まで実践伝授して下さいました。そして、餌まで頂きました。が しかし『怪我してる訳じゃないので預かれないけど。』と野生の鳥を放す為のマニュアル本みたいな冊子を下さいました。もちろん、保護している人は書類に住所や名前やら書かねばならないようで。野生の鳥を保護している と分かる書類を作りました。
えらい事です。。。私は小学校の時、写生会で大阪城に行き、鳩が一斉に飛び立つのが怖くて泣いてしまった思い出があります。大丈夫かな…困った。。。でも、何とか飛べるくらいまでは面倒みてあげないと・・・と言う使命感ににた感情が私を後押ししてくれました。
まず、帰宅して先生に教わった餌のやり方を思い出し、とりあえずシリンジでやってみることにしました。なかなか巧く行きません・・・キジ鳩は他の雛鳥と違って餌の貰い方が異なってるようです。鳩の親は自分が食べたものを体の中で〖ピジョンミルク〗なる物に変え、母親が大きく口を開け、そこに雛が嘴を突っ込み食べるそうです。全く無知では鳩も気の毒です。インターネットで調べて育てた事のある人のブログを参考に頑張ってみることにしました。