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日本と並んで韓国も鯨肉愛好家も多い。韓国には鯨肉専門店も存在する。
まずは、朝鮮日報の鯨料理紹介記事。
韓国のクジラ料理、12種の味わい
「鯨肉好きこそ本物のグルメだ!」
数年前日本に行ったとき、現地の有名な料理人がクジラ料理を出しながら言った言葉だ。
鯨肉は牛肉とマグロを足したような味がする上に、肉類特有のコクのある味わいと魚のまろやかさを同時に楽めるからだろう。
しかし鯨肉は、捕鯨が禁止されている韓国ではめったに口にすることができない。時々誤って網にかかったクジラを蔚山などの海辺で食べることができる程度だ。
しかし最近、ソウルでも鯨肉を味わうことのできる専門店がオープンした。
その店はソウル江南清潭洞デザイナークラブの裏にある「蔚山鯨家」。東海まで行かなくても鯨肉を食べることができるため、この店にはソウルの「鯨肉好き」がたくさん訪れる。鯨肉は血中コレステロールの数値を下げるなど、健康食であることが知られ、政治家や事業家の「鯨肉ファン」も増えているという。
(中略)
この店の鯨肉の特徴は、生臭さがほとんどないという点。秘訣は1頭1億ウォン(約1200万円)を超える新鮮なミンククジラだけを使っているからだ。鯨が網にかかったという知らせを聞くと、すぐに主人(料理研究家のキム・ジュヒさん)が買い付けに行く。キム社長は日本で鯨肉の調理法を学び、韓国風の味付けに変え、韓国人にも食べやすい鯨肉料理を作り出した。
調査捕鯨をしている日本と違って韓国では表向き捕鯨をしていない。にもかかわらず、鯨肉専門店まで存在するのは、「漁網に偶然かかったクジラの肉は合法的に販売できる」という法律があるからだ。
捕鯨はしていないが、「偶然獲れてしまった鯨は仕方ない。肉がもったいないから食べてしまえ」という理屈である。
しかし、その偶然の数が半端ではない。報告されているだけで、年間270頭のミンククジラが偶然網にかかってしまったことになっている。
更に、実際に市場に出回っている鯨肉から類推すると200~400頭レベルで密漁が行われている可能性がある。
また、韓国ではクジラとイルカを区別する習慣がない。イルカに至ってはどれだけ密漁されているのか明確なデータはない。
クジラ専門店はともかく、一般市場ではクジラとイルカの区別なく売られているのが現状のようである。
一人当たりの鯨肉消費量は日本も韓国も大して変わらないことになる。
グリンピースは、日本大使館にクジラの死体を投げ入れるなど嫌がらせをしているが、捕鯨国のロシア・中国・韓国には表だった抗議をしていない。オーストラリアもそうだが、露骨に日本をターゲットに絞っているようだ。
(記事)
50トンもの密漁クジラ肉を押収=韓国・蔚山
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