アマゾン川:世界最長? ブラジルの国立宇宙研究所が発表
ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は2日、人工衛星などを使った調査の結果、アマゾン川がアフリカ東部のナイル川を抜いて世界最長であることが確認されたと発表した。アマゾン川は、全長約6516キロとされているが、実際にはこれより約476キロ長い約6992キロとしている。
INPEによると、人工衛星から撮影した画像などを解析した結果、ナイル川は約6852キロだった。ブラジル地理統計院の研究者らが07年に、ペルー山岳地帯の奥地に新たな源流を発見したこともアマゾン川の長さの見直しにつながった。
研究成果は、9月にキューバで開かれるシンポジウムで発表される。
もともとアマゾン川は流域面積では世界一だったが、長さではナイル川に劣るとされていた。今回新たな源流が見つかったことで新たな議論が巻き起こるであろうと予想される。
まだ、アマゾン川が世界最長として正式に認定されたわけではない。
ナイル川源流を探ることは古代より行われていた。17世紀頃には青ナイル川の源流がタナ湖であることがヨーロッパ人にも知られるようになったが、白ナイル川については不明のままであった。
1858年にジョン・ハニング・スピークがリチャード・フランシス・バートンとともにヴィクトリア湖を「発見」した。バートンは前年に発見したタンガニーカ湖を源流と主張し、スピークはヴィクトリア湖が源流と主張した。この論争を受けて、デイヴィッド・リヴィングストンがこの地域を探検したが、源流の確定には至らず客死し、その跡を継いだヘンリー・モートン・スタンリーにより、ヴィクトリア湖が源流であるとほぼ確定された。その後も、ヴィクトリア湖に流れ込む川の探検が続けられており、ルヴィロンザ川やカゲラ川などが源流とされるようになってきている。
(By wikipedia)
ということで、この勝負まだまだ続きそうである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます