このたび日本最大暴走族のリーダーが逮捕された。年齢は?40歳だった。
記事では関東最大と書いてあるが、かつては日本最大だった。
40歳暴走族リーダー逮捕=関東最大規模組織?神奈川県警
各地の暴走族人口も激減しており、現段階ではどの団体が最大組織なのか不明である。
激減の理由は急速な高齢化である。若い後輩が入会してこないのである。
≪乗用車やバイク約70台を連ねて暴走行為をしたとして、神奈川県警交通捜査課は31日、道交法違反(共同危険行為)容疑で、関東最大規模の暴走族組織「全日本レーシング連盟」リーダー(40)を逮捕した。
同課は、これまでに同容疑で同連盟メンバー19人を逮捕。最高齢は41歳だった。伊藤容疑者らは、暴走族OBらが旧型オートバイなどを改造して集団走行する「旧車会」と呼ばれるグループだという。≫
暴走族と言うよりレトロマニアの旦那の集いみたいなものである。
≪逮捕容疑では、伊藤容疑者は昨年9月23日深夜、バイクに乗り、同連盟のメンバー約100人を率いて横浜市港北区の県道で信号無視や蛇行するなどの暴走行為を行った疑い。≫
暴走族である以上、暴走しないと示しがつかない。年齢的には相当悲壮な覚悟で行った「趣味」である。
軍事マニアが違法行為と知って南海の孤島に潜水し海底から零戦の砲弾を回収して書類送検された事件と共通するものがある。
「海底の零戦から引き揚げた」銃砲弾の輸入容疑で男ら書類送検
最近では「暴走族」とは言わず「珍走団」などとも呼ばれているが、公道上で違法行為をする二輪車は圧倒的にミニバイクが多くなった。ミニバイクでは勇壮なイメージがないので「珍走団」の名がふさわしい。
二輪車による悪質運転は依然多く、そのほとんどは未成年者である事実には間違いないが、乗っているのがミニバイクだから、単独かせいぜいつるんでも4~5台が関の山である。それ以上の数で走ったら外聞が悪い。
そのミニバイクも売り上げが落ちている。
二輪車、社会の逆風受け若者離れ止まらず―自工会調べ
最大の原因は「バイクに乗りたくても金がないから買えない」という極めて判りやすい理由によるものだ。
まあ、マナーの悪い奴らが公道上でうろちょろしないに越したことはないが、ミニバイクの盗難がやたらに増えている。
ミニバイクに2人乗りしてノーヘルの奴らを見かけたら、盗難バイクと思っていいだろう。乗っているのは犯罪者である。
警察は、一時停止違反ばかりやってないでこういうガキどもをもっと取り締まれよ。
(捕まえるのが大変な奴より、簡単にひっかかるカモを相手にしていた方が楽な事情は解るけど…)
最新の画像もっと見る
最近の「本文」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事