沖縄県石垣市の大浜長照市長が3日付で、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)への上陸許可を求める書簡を中曽根弘文外相あてに送付した。
石垣市長が尖閣上陸要請
≪河村氏は上陸を認めるかどうかについて「それも含め関係省庁と検討している」と述べるにとどめた。尖閣諸島は行政上、石垣市に属している。上陸の目的について大浜市長は固定資産税評価の実地調査としているという。≫
尖閣諸島は石垣市の区分である。自分が市長をやっている地域に行くのにいちいち許可がいるのも変な話だ。
大浜市長が上陸にこだわったのは台湾や中国が露骨に領海侵犯を繰り返し、更には上陸する計画まであることに対して危機感を抱いたからだ。
市長がそれ以上に危惧しているのは、言わずと知れた政府の弱腰な態度である。
首相の月内訪中を延期 背景に尖閣問題か
≪河村建夫官房長官は17日午前の記者会見で、今月下旬で調整していた麻生太郎首相の中国訪問と日中首脳会談について「(4月2日の)金融サミットまでに会う時間がとれるか調整してきたが、日程的に折り合わないようだ」と述べ、延期することを明らかにした。東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり中国国内が敏感になっていることが背景にあるとみられる。≫
麻生首相が訪中することになっているのビビりまくっているのである。
ところで日本の防衛権は周知の通りアメリカに丸投げである。つまり、尖閣諸島の防衛も宗主国様のご意向しだいなのである。
で、お伺いを立ててみた。
「米、尖閣に安保適用」 官房長官が確認
≪河村建夫官房長官は5日夕、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)が他国から攻撃を受けた場合、日米安全保障条約が適用されるかどうかについて、「米国の見解は従来のものであり変更していないと確認を得た」と述べ、米政府の公式見解として適用対象になると確認したことを明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。≫
しかし、アメリカの対応は冷たかったようだ。
石垣市長が尖閣諸島への上陸認可要請、政府は対応苦慮
アメリカとしても、絶対服従する子分の都合なんかよりはライバルとの今後のつきあい方が気になるところだ。場合によっては「尖閣くらいくれてやる」気でいるかもしれない。
石垣市長の尖閣諸島上陸は許可せず~外務省
≪中国などが領有権を主張する尖閣諸島について、沖縄・石垣市の大浜長照市長が上陸許可を求める書簡を政府に送った問題で、外務省は8日、上陸を許可しない方針を示した。≫
「やっぱりね」である。バカウヨ涙目だ。
≪尖閣諸島には5つの島があり、うち4つは民有地だが、政府が地主から借り上げている。外務省では現在、総務省など関係省庁と協議を行っているが、尖閣諸島を借り上げている理由は「平穏かつ安全な管理」のためであり、地方税法では上陸してまでの詳しい調査を義務付けていないことなどを説明した。≫
石垣市長も案外瀬戸際外交のつもりでやっただけかもしれないが…。
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