政権交代でどうなるETC 民主党高速道無料公約
≪高速道路の料金無料化をマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ民主党が衆院選で圧勝したのを受け、ETC(自動料金収受システム)車載器の販売の先行きが懸念されている。鳥取県内のカー用品店では、売れ行きが鈍ったり、キャンセルが出ている。≫
ETCは天下り利権である。1000円高速は天下りへの餌だったのである。
ETC天下りサイト
≪自公政権が割引サービスを打ち出したころ、ETC車載器は飛ぶように売れたが…≫
原価数千円程度の車載器を数万円もぼったくられて買わされた人はご愁傷様だったが、最近は「適正価格」になったようだ。
ETCもそこそこに普及してしまい、現行のシステムではもう天下りに金が流れる余地はあまりないようだ。既においしいところは刈り取ってしまい、後は野となれ…状態なのかもしれない。
小沢一郎 大勝利の凄い政治的力量
≪民主党大勝利の立役者は、もちろん選挙担当の小沢一郎だ。
麻生自民党がいくらデタラメで有権者に嫌われていても、対立候補を満足に立てないことには勝負にならない。そこで小沢は300小選挙区すべてに自前候補、推薦候補を擁立し、自公与党との真っ向勝負を打ち出したことで、有権者に政権交代の期待を持たせた。さらに自民党大物の選挙区にはマドンナをぶつけ、注目を集めると同時に、大物たちを地元に釘付けにする作戦もズバリ的中だった。≫
小沢氏の力量は裏方に回った時に遺憾なく発揮されるようである。
その結果、民主党の大勝利になったわけだが、政権交代で気になるのは例の「高速無料化」である。
民主党「渋滞しそうな高速道路は無料化しない。選挙前は言いにくかった」
≪ええーっ!! 民主党さん、高速道路って全部無料なんじゃないんですか!?
先日の衆議院選挙で大勝した民主党ですが、9月2日(水)の報道ステーションで民主党の馬淵澄夫議員が「渋滞が起きる発生箇所においては料金抵抗を残す」と明言しちゃいました。≫
いろいろとおいしい公約をぶら下げて有権者を釣った民主党だが、ここに来て本領発揮か?
しかし、民主党の公約もよく見れば「段階的に無料化」と書いてある。段階的の期間が数日後か数十年後かは定めていない。
したがって、民主党が「嘘をついた」とまでは言えない状況である。強いて言えば「国民を錯誤させた」と言うべきか?
ETCを慌てて買ってしまった人も、すぐ無用の長物になる「心配」はなさそうなので、まずは一安心である。
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