真相世界(The truth world)

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200711悪魔の兵器クラスター爆弾 廃絶に立ち上がる国々 例によって日本は…

2007年11月20日 00時29分01秒 | 外寇問題



もともと兵器に人道上の配慮などあろうはずはないが、クラスター爆弾はとりわけ非人道的兵器として知られている。
主に開発したのはアメリカで、ベトナム戦争対策に使用された。
クラスター爆弾とは、一つのケースの中に数百個の子爆弾や地雷を搭載し、爆撃機から投下後に空中でケースが破裂することにより子弾を広範囲にわたって散布させ、爆発を引き起こすなどして、主に人体にダメージを与えることを目的とする兵器である。
子弾の威力は弱いので、ビルやトーチカのような強固な建造物などに対する攻撃には向かない。広範囲に効率的に人体にダメージを与えるのがこの爆弾の使用法なのである。
ベトナム戦争で使われたのは『ボール爆弾』と呼ばれていた。それは爆弾本体に野球ボール程度の大きさの子爆弾が300個ほど内蔵され、その子爆弾ひとつにつき600個ほどの金属球が入っており、これが爆発によって飛散した。
このような爆弾が開発された背景には人種差別思想があるだろう。広島や長崎で原爆の威力を人体実験したのと同様の発想である。

このクラスター爆弾だが、重大な欠陥がある。それは不発弾が非常に高い確率で発生してしまうのである。
クラスター爆弾を広範囲に散布させるためには、パラシュートを利用するなど落下速度を弱める必要がある。そのため信管に十分な衝撃が加わらなかったり、木や建物に引っ掛かったりして不発率が高まってしまうのである。ひどい場合は「40%が不発弾だった」などということもある。

不発弾による被害は非戦闘員に及ぶ。不発弾が爆発するのは戦闘行為が終了した後である場合が多いからだ。特に注意力の低い子供が被害に遭うケースが多い。

クラスター爆弾の本質は殺戮兵器ではなくダメージ兵器なのである。一度に殺してしまうより、身体障害者にして負担を課した方が敵は困るだろう、という発想である。

当然ながらこの非人道的?兵器を使用禁止を求める活動は世界各地で行われている。ただ、この爆弾の推進国がアメリカ・イスラエルとロシアなので、世界各国の足並みはなかなかそろわない。

世界の中には良識のある国もある。それらの国々とボランティア団体によって結成された「オスロ・プロセス」の条約案に、同爆弾を使った国が不発弾除去に責任を持つよう明記した条項が入ることになった。呆れたことに、これまで国連は使用国の責任を不問に付してきたのだ。

使用国は紛争後も同爆弾を使った場所や数量を被害国側に伝えず、被害国は不発弾除去が手間取って事故による人道被害を大きくしている現状がある。また使用国は除去作業には関与せず、当然費用も負担してこなかった。
実例としては、昨夏の第2次レバノン戦争で100万発もの不発弾をレバノン南部に残したイスラエルは国連からのたび重なるデータ提供の要求を無視している。
同爆弾を大量に使ったとされるアメリカ・イスラエル・ロシアなどはオスロ・プロセスに参加しておらず、新たな条約に参加する可能性は低い。

日本といえばこの60年間アメリカの隷属国として追随外交を続けてきたが、国連事務総長も韓国人になり、露骨に日本海を東海と呼ばれても、指をくわえているていたらくぶりである。そして、国連の負担金はアメリカに次いで第二位、3億3千万ドルも負担している。日米だけで全体の三分の一も負担しているのである。これだけ金を払わされて日本は世界中から相手にされていない状況が続いている。
このクラスター爆弾に関しても、日本人の関心が低いのは言うまでもないが、世界からも日本に対しては資金援助以外の期待など全くされていないだろう。

クラスター爆弾:不発弾、投下国に除去責任 条約案明記へ


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