いやはやひどいことになった。「ガソリンの半分以上は税金だ」などとぼやいていた時代が懐かしい。155円の内税金は62円程度である。
ガソリンの値上げと相まって灯油の値上げも痛い。軽油代わりに灯油でディーゼルを走らせている人にも出費はかさむだろう。(良い子はまねをしてはいけません。実行すれば犯罪です。)
今回の高騰はユダヤ資本の価格操作の結果であることは明白なのだが、何れにせよ石油資源そのものが枯渇しかけているのも事実である。
ガソリン価格が100円前後に戻るなどということは未来永劫起こり得ないと心得るべきだろう。
石油鉱業連盟の椙岡雅俊会長は29日、世界で生産できる石油があと68年で枯渇するとの見通しを発表した。石油埋蔵量などをもとに2005年末時点で試算した。前回調査の00年末時点ではあと79年だったが、アジアの経済発展などを背景に石油生産が拡大した。資源消費が従来予想を上回るペースで進んでいることを反映して枯渇年数は11年早まった。
中国が大量に石油を消費するようになったために、石油の枯渇時期が早まったということである。中国お得意の模造石油でも発明してくれないものか?
原油は値崩れのリスクが少ないから、足元を見てユダヤ資本が買い漁っているのである。紙切れ同然に値崩れしているドルを捌いて、原油に替えてしまおうということである。
石油備蓄など天下りまかせで、大量のドルをつまかされている日本など、まさに「好い面の皮」である。
しかし、無反省に60年も安穏と属国に甘んじていたのだから仕方ない。「せめて日本にドイツくらいの外交力があれば…」と言っても、もう後の祭りである。
ガソリンや灯油など石油製品の卸価格が引き上げられた1日、金沢市内のガソリンスタンドでもレギュラーガソリンは1L155円を突破した。消費者は「どこまで上がるのか」とため息をもらした。
運送業界にとっては壊滅的な値上げである。
同市の会社員男性は「値上がりした分、税金を下げてほしい」と注文した。
この人、何を甘いこと言っているのだろう。ガソリンが値上げされれば消費税も自動的に上がるから、政府は儲かるのだ。ガソリン税に消費税がかかっているのは有名な話だ。
店長は「仕入れ値が上がるのでどうすることもできない」と弱り顔。「お客さんの負担が大きくなる分をサービス面でサポートしたい」と話していた。
オヤジのサービスなんか誰も期待していない。
灯油も金沢市内のガソリンスタンドでは1缶18L当たり1750円を記録した。昨年12月に比べ370円上がった。
石油には見切りを付けて代替エネルギーに切り替えるしかないだろう。いろいろやっているが、一番確実なのは電力である。何故か日本では好んで断層帯に原子力発電所を建設しているが、中越沖地震で原子力発電所が止まった時、社民党やプロ市民達は「原発が止まっても何とかやっていけた。もう再開するな」などとまぬけなことをほざいていた。
しかし、残念ながらこのような状況では原発をもっと作りまくるしかない。
水素とかメタノールとか、いろいろやっているが、採算に合うのは電力だけで、それも「原子力しか現在の所ない」というキビシイ現実は認識せざるを得ない。
太陽光発電とか風力発電とかもあるが、現状では「詐欺に等しい」と考えるべきだろう。
えっ、「300万円投資して屋根にソーラーシステムを取り付けた」?
そうですか。30年間メンテナンスがいらなければ元が取れるでしょう。よかったですね。屋根はコロニアルじゃないでしょうね?
原子力発電所に関して言えば、鉱山跡地の地下に作るかすれば良いのではないかと思う。
北朝鮮みたいな国でも地下核実験だったら大して放射能は漏れなかった。(確証はないけど)
現実にそんな事例が見あたらないということは、やはり技術的に無理があるのだろうか?
(記事)
世界の石油生産、68年後に枯渇・石鉱連、予測11年早まる
ガソリン155円突破 『値上げ どこまで』