松井秀喜放出はもはや決定的のようだ。契約上松井にはトレード拒否権がある。しかし、それを行使すれば一年間飼い殺しに遭うだけである。
ここ数年、ストーブリーグになると必ず松井トレードの情報は乱れ飛んでいた。しかし、遂に噂は現実になった。
トレード話はかなり早い段階で進んでいた。最初に飛びついてきたのはツインズである。
ヤンキースはツインズのヨハン・サンタナ投手(28)のトレードでの獲得を目指しており、ツ軍は見返りとして若手投手と即戦力の野手を希望していた。野手のトレード要員として白羽の矢を立てられたのが松井である。
鉄人と言われた松井も三十路を過ぎてから怪我が目立つようになった。誰の目にもピークが過ぎたのは分かる。
松井は今月14日に右ひざの内視鏡手術を受け、すでに来季に向けリハビリをスタートさせていた。
本人がいくらやる気でも、ヤンキース首脳は松井の体力をあまり信用していないようだ。まだ値段が付いている内に処分しようということなのだろう。
一方ツインズは今季28本塁打、107打点と活躍した中堅手ハンターがFAでエンゼルスに移籍してしまった。この穴を埋めるには25本塁打、103打点の松井は最適な人材であった。
貧乏球団のツインズにサンタナのような高額年俸の選手は無理だったようだ。金持ちのヤンキースなら高く買ってくれるかと思いきや、足元を見られて買いたたかれそうになったのだろうか?
「松井に二人おまけを付けてサンタナとどうだ?」という交渉だったのだが、結局は決裂してしまったようだ。
ヤンキースにとって松井は戦力外である。どの球団へでも放出する気でいる。ジャイアンツにはヤンキースの方から売り込んだのかも知れない。
何が何でも先発の欲しいヤンキースはジャイアンツの若手快速球右腕、ティム・リンスカム投手(23)に目を付けた。「松井とどうだ?」というわけだ。
しかしジャイアンツも、今季24本塁打、85打点を記録し、26歳と若いリオス(ブルージェイズ)の獲得を目指していると推測されている。やはり、若くて元気な方がいいようである。
ヤンキースとしては、ジャイアンツがダメの場合、インディアンスとホワイトソックスにトレードを打診していたことが分かった。
変な球団にトレードされるのだったら、日本でプレーした方がいいと思うのだが、何せ年俸が高いのがネックである。読売以外の球団だとちょっと苦しいだろう。
(記事)
松井秀は構想外!ヤ軍が放出画策、複数チームにトレード打診
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