200602送迎の２園児刺殺

十七日午前九時ごろ、滋賀県長浜市相撲（すまい）町の農道で、同市新庄寺町の会社員、武友利光さん（２９）の二女、若奈ちゃん（５つ）が倒れ、近くの水路で同町の会社員、佐野正和さん（３３）の長男、迅（じん）ちゃん（５つ）が倒れているのを通行人が発見した。二人は胸などを刺されており、死亡が確認された。滋賀県警は殺人事件として長浜署に捜査本部を設置し、殺人容疑などで二人の近くに住む主婦、鄭永善容疑者（３４）を逮捕した。調べに対し、「子供を刺して殺したことは間違いありません」と容疑を認めているが、動機については口を閉ざしており、捜査本部で追及している。　
　解剖の結果、若奈ちゃんの死因は心臓を貫通する刺し傷で、迅ちゃんは出血性ショックだったことが判明。二人の傷はいずれも約二十カ所に上っていた。

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　今時先進国で幼稚園の送迎を父兄が交代でやっているなど聞いたことがない。完全に村社会の発想だ。今回の事件も他人に自分の子供の安全を丸投げした結果起こった悲劇だ。どういう事情でこんな送迎法を思いついたのかは知らないが、同じ共同体に属すれば内部の者は皆善人とみなす日本独特の悪習慣は早急に排除すべきだ。