ゲンダイネットネタである。
「スウェーデンといえば高福祉を掲げる社会保障大国」とゲンダイネットは言う。
消えた年金問題を抱える日本とはレベルが違うが、そんな社会保障大国の国会議員を前に、自民党の茂木敏充衆院議員(栃木5区)が赤っ恥をかいたらしい。
スウェーデンの社会保障委員会メンバーが5日に衆院の厚生労働委員会を訪問した。応対したのが茂木厚労委員長だった。
スウェーデンの委員から「少子高齢化で日本の年金制度は維持できるのか」と質問され、茂木委員長は「大丈夫です」と胸を張って答えた。ところが突然、「実は850万人の消えた年金記録を確認作業中で、この問題を民主党が追及しているんです」と笑顔で解説し始めた。
揺るぎない制度と強調しながら、不備を説明するもんだから、スウェーデンの議員は皆、あきれ顔だった。同席した日本側の委員も赤面したらしい。
尤も、本人だけはご満悦で「ライト(その通り)」などと、英語で相づちを打っていた。
「国権最高機関の常任委員長がこれではねえ」とゲンダイネットも嘆息している。
自民党でも若手の中には、政策に明るい連中もいるが、大半のセンセー達は政治知識について高校生以下の実力しか持ち合わせていないようだ。
勿論、税金をくすねて私腹化する能力や、地元の陳情を誤魔化したりする能力には長けていらっしゃることだろうが…。
どうせ、ポストなんか数ヶ月単位でころころ変わるのである。「専門知識なんていちいち覚えていられるかい!」ということなのだろう。
国会の答弁は秘書と役人にまかせておけばいいのである。今自分が何の委員会に属しているのかも意識などしていないだろう。利権が舞い込んできたときだけ、書類の内容がチンプンカンプンでも臭いで嗅ぎ取っているのである。
やはり、常人には真似ができない。
(記事)
赤っ恥?茂木委員長の軽口
本来あるべき社会保障制度の理念に基づいた、本当に生活が苦しい人を救うための(金持ちにお金を配るのではない)年金制度へと作り直すべきだと思います。