日赤というと知名度が高いので一般的には信頼感がある。
(参照記事)赤十字やドラえもん募金を装い義援金サギ未遂…26歳無職男を逮捕
(参照記事)日赤装い掲示板で義援金詐取未遂…無職女逮捕「金に困っていた」 NZ地震でも
どちらもネット上の掲示板に日赤のHPをコピペして、振込先を自分名義に変更しただけの幼稚な手口である。
通報者があったのか、警察がネット巡回しているのか、日赤側が調べているのか、発覚した理由は不明である。
(^^;)今日び、こんな子供騙しでは換金化できないので良い子は絶対マネをしないように!
(参照記事)南相馬市、義援金や原発事故の仮払補償金を収入とみなし約150世帯の生活保護を打ち切り
集められた義援金は莫大だが、肝心の被災者にはちっとも届けられない。
やっと、届いたと思ったらこれである。
しかし、被災にあった自治体も財政は火の車だろう。プロ市民が騒ぎそうだが、市側の対応には問題はなさそうだ。
ここで義援金に最も関与している日赤の基礎知識を確認しておこう。
(参照記事)日本赤十字社
≪日本赤十字社は、1952年に制定された日本赤十字社法(昭和27年8月14日法律第305号)によって設立された特殊法人。社員と呼ばれる個人参加者の結合による社団法人類似組織である。日本において赤十字活動を行う唯一の団体。略称は「日赤」(にっせき)。
名誉総裁は皇后(現在は皇后美智子)、名誉副総裁には、代議員会の議決に基づき、各皇族が就任している。代表者である社長は近衞忠(旧公爵近衛家当主)。≫
日赤の場合「社員」とは一般的な意味での「会員」のことである。従業員は「職員」と呼ばれている。
幹部「社員」が皇族・旧貴族とは、由緒正しいというか…。
≪各都道府県支部の下に病院や診療所、血液センター、献血ルーム(献血ルームは血液センター出張所の位置付け)、福祉施設などがあり、また看護師養成の日本赤十字看護大学(設置者は学校法人日本赤十字学園)や専門学校を持っている。≫
日本における献血事業は日赤が独占している。
≪血液事業では、日本で唯一、献血の受け付けや、献血を原料とする血液製剤を製造し、医療機関への供給を行っている。また、1991年以降は有償採血が事実上廃止となったため、血漿分画製剤の原料として献血に基づく血液を製薬会社へ供給している。ただし、献血のみでは国内での血液需要を満たせない現状がある。≫
当然製薬会社とも繋がりが深い。あのミドリ十字も赤十字とあながち無関係ではなかった。
≪2010年3月末現在、個人社員1065万人、法人社員15万法人を数える。日本赤十字社は全国に92の赤十字病院、79の血液センターを運営し≫
本来「国営」で行うべき事業内容だが、日本の場合「特殊法人」になってしまう。途端に透明度を失い、内部は深いベールに包まれることになる。
日本は日赤に限った話ではなく、このような「妖怪」組織が無数に存在するのである。
今回の悲惨極まりない原発事故も「妖怪」が悪さをしたために発生してしまった。
≪日本赤十字社の社員については、法及び定款の中で、性別や国籍、門地で差別されないことと定められており、誰でもなることができる。社員の資格は年額500円以上の社資を納めることとされるが、町内会などを通して事実上強制的に社員にされる(町内会費に上乗せされたり断りにくい雰囲気の集金で社費を強制的に徴収される)こともあり、裁判が起こされるなどのトラブルが起きている。≫
個人社員1065万人とはものすごい数だが、いろいろしがらみがあるからなあ。
≪ 100万円以上の寄付後(日本赤十字社金色有功章受賞後、50万円の寄付) 社長感謝状(功労感謝状と記す支部もある、支部により無い所もある)≫
(^^;)いっぱい寄付をすれば勲章をもらえます。金がない人でも100回献血すれば金色有功章がもらえます。
日赤の内部を調べようと思っても、堅く隠蔽されていて、情報がこぼれてこない。
しかし、秘密結社のような日赤も職員は募集しなければならない。
(参照記事)日本赤十字社 [グループ募集]
ということで、 職員数:59042名である。
待遇も地方公務員よりよさそうだ。
(^^;)コネ採用がどれくらい幅を利かしているのかは勿論秘密ですよね。
問題は人件費の出所だが、単純に1人年収500万円として6万人分だから3000億円ですね。
w(°o°;)w まさか、これが全部寄付金から…
(参照記事)日赤支部に補助金過払い 県監査委員、92万円指摘 静岡
(^^;)補助金という名目で「税金」から抜かれていました。
勿論、人件費への寄付金と税金の支給割合など…
(^^;)秘密ですよね。
(参照記事)「テレビやエアコンなどを約30万円掛けて買いそろえたのに」 日赤の遅すぎる家電製品支援に兵庫県内への避難者落胆
(´・ω・`)他の団体に較べるとピンハネは少ないという話ですが…
(T_T)お役所体質は如何ともし難いですね。
(参照記事)日本赤十字社 赤字止まらず:2007/10/08(月)
≪日本赤十字社の血液事業で巨額の赤字が続いたため、約146億円あった剰余金が07年3月末で底をついたことがわかった。血液製剤をつくる際のウイルス検査にかかる費用の増加に加え、事業の効率化が進んでいないことが主な要因だ。日赤は全国の検査施設を減らすなど経営体質改善に取り組んでいるが、「赤字があと5年も続くと、事業が立ちゆかなくなる」と危機感を募らせている。≫
やっぱ、放漫経営だったんですね。あと5年ね…。
今年は4年目ですね。もしかしたら義援…、いや、これ以上は何も言うまい。
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cb
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