200710ホワイトハウスの幽霊 ブッシュの娘と遭遇

実はホワイトハウスは世界でも有数の心霊スポットであった。

ブッシュ大統領の娘のジェンナは霊感が鋭いようだ。雑誌の取材に応じたジェンナはホワイトハウス内の家族専用の寝室を使用しているが、「幽霊たちがオペラを歌うのを聞いた。ある夜はその歌が暖炉から聞こえてきた」と真剣に語った。１９５０年代のピアノ曲も聞こえてきたらしい。
「ホワイトハウスにはすごくたくさんの幽霊がいると感じる。時々あそこがとても怖くなる」と話した。
この体験をしたのはジェンナだけではない。ジョンソン大統領の娘リンダも「同じ部屋で同様の体験をした」と語っている。

ホワイトハウスに幽霊が出没するといううわさは昔からあり、中でもリンカーン大統領の話は有名である。

リンカーンは暗殺される直前に、自分が暗殺される夢を見たらしい。暗殺された後、リンカーンの霊はホワイトハウスに留まっているようである。

彼の霊を目撃した最も有名な人はオランダのヴィルヘルミナ女王である。
女王が夜中に客室の寝室にいたとき、ドアをノックする音を聞き、開けたところ、そこにリンカーンが有名なシルクハット姿で立っていた。 女王は気絶してしまった。彼女が意識を取り戻したときには既にリンカーンは立ち去っていた。

クーリッジ大統領夫人のグレースは、ホワイトハウスでリンカーンの幽霊を見た最初の人物である。 彼女は「大統領執務室の窓でリンカーンが立っていた」と証言した。そのときリンカーンは窓越しにポトマック川を眺めていたという。

ホワイトハウスには薔薇園がある。ここも有名なスポットである。
現れるのはジェームズ・マディソン大統領の妻ドロシーである。
ウッドロー・ウィルソン大統領の夫人がホワイトハウスに住むようになったとき、彼女はドロシーが大統領夫人であったときに造園した薔薇園が気に入らず、掘り起こすよう庭師に命じた。
すると、その庭師の所にドロシーの幽霊が出現して、彼女の最愛の庭を破壊するを止めるように訴える仕草をしたので、庭師は仕事を放棄して逃げてしまった。以後薔薇園に手を付ける者はいなくなり、ドロシーが設計した当時のままで現在に至っているとのことである。

また、アンドリュー・ジャクソン大統領がホワイトハウスの重患室に自縛霊として居続けていると信じる者も多い。彼が使用していたベッドは祟りを恐れて今日まで保存されている。

これら幽霊話はホワイトハウスでも宣伝に活用している。ジョークであることを強調して、悪い噂にならないよう細心の注意を払っているのだろう。幽霊が出ても仕方ないような心当たりもいっぱいあるようだ。

（参照）

Ghosts of the White House

（記事）
ホワイトハウスに幽霊？＝ブッシュ大統領の娘が米誌に「怖い」