(元記事)原発から60キロでも 福島11地点でストロンチウム
≪文部科学省は8日、放射性ストロンチウムが東京電力福島第一原子力発電所から62キロ離れた福島市など、福島県内11カ所の土壌で新たに検出されたことを明らかにした。≫
通常の場合、メルトダウンしても重い放射性物質は遠くに拡散しないものである。
≪放射性セシウムが検出されたところでは、微量に見つかるとされており、それが証明された形だ。≫
「とっくの昔に確認していたが、今まで発表しなかった」ということだ。
≪放射性ストロンチウムには半減期が長いものがあって、体に入ると長期間影響を及ぼす可能性があり、監視が必要だ。≫
この書きぶりから察すると、微量ではなかったんだな。
≪検出されたのは4月10日~5月19日に採取された土壌。 福島市では半減期約29年と長いストロンチウム90が1キロあたり77ベクレル、半減期約50日と短いストロンチウム89が54ベクレル検出された。≫
ということは、ストロンチウム89は当初200ベクレルくらいあったということか?
60キロ圏でこれならば、30キロ圏は距離の2乗に反比例だから…。
≪最も多かったのは浪江町赤宇木で、それぞれ250ベクレルと1500ベクレル。
北西部に36キロ離れた飯舘村では120ベクレルと1100ベクレルで、これまでに20キロ圏内で検出されていた値よりも高かった。≫
DASH村があったあたりだな。一時最高でストロンチウム89が4000ベクレルくらいあったことになる。
このあたりはもう一般人が住むのは不可能である。
福島県がこれだけ酷ければ、隣接する関東地方も被害は深刻だ。
(元記事) 東京都大田区の下水処理施設内の空気、避難区域レベルの高放射線量…東京都、「誤解招く」と公表せず
≪東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルトの放射線量が検出されていたことが、都の調査で分かった。
計画的避難区域の福島県飯舘村の放射線量と同程度で、文部科学省によると、都内でこれほどの放射線量が検出されたのは初めて。≫
防護服を着ていない一般人は待避しなければならないレベルの高放射線量である。
≪放射性物質を含む汚泥の影響とみられるが、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、誤解を招く恐れがある」とし、調査結果を公表していなかった。≫
要するに、隠蔽していたのである。事情を知らないで立ち寄った業者などは放射能まみれになる可能性もあった。
≪都によると、この施設は都下水道局の「南部スラッジプラント」で、都内2か所の下水処理場で発生した汚泥を集めて焼却し、灰を東京湾に埋め立てるなどしている。
都の5月の調査では、この施設の焼却灰から1キロ・グラム当たり1万540ベクレルの放射性セシウムを検出していた。≫
以上から判断して、「関東地方の下水処理施設は高濃度の放射線に汚染されている」可能性が考えられる。
(参照記事) 大丈夫なのか! 衝撃! 東京都江東区のグラウンドは福島県内の小学校の校庭に匹敵する汚染レベル
別に下水処理場に限った話でもなさそうだ。
≪子供が毎日のように野球やサッカーを楽しむグラウンドで計測された高い放射線量。
単純計算だが、0.25マイクロシーベルトは1年間常に外にいた場合、外部被曝だけで年間2.19ミリシーベルトにも達する数値だ。 ≫
ホットスポットでは1マイクロシーベルト以上の数値の場所もありそうだ。その場合年間10ミリシーベルトの危険水準に達する。
次々発覚する原発事故の情報隠蔽は、
ポスト菅をめぐる大騒動に隠れ大きく報道されることはない。
それを見て、上杉隆氏は呆れ、
そしてついに「ジャーナリスト無期限休養宣言」を決意した。
以下は、上杉氏の緊急寄稿である。
本当に国民のことを思うのならば、
菅内閣の後継体制は「大連立」よりも、
「原発対応救国内閣」を作った方がいいのではないか。
たとえば、原発事故の当初から政府の対応を批判し、
福島原発の「蒸気凝縮系機能」という非常時冷却システムが
撤去されていた事実を指摘した民主党の原口一博氏を中核に置いて、
原発を推進してきた自身の党に謝罪を迫った自民党の河野太郎氏や、
放射能拡散予測システム「SPEEDI」の情報隠蔽を暴いた
民主党・川内博史氏に重責を担わせる「原発対応大連立」はどうだろうか。
とはいえ、政府・東京電力に厳しいスタンスを貫いている3人は、
残念ながら既存メディアから目の敵にされている。
記者クラブメディアの眼鏡に適わなければ、
次期首相候補として扱われないところに、
日本の政治とメディアをめぐる歪な癒着関係が表われている。
私はここに改めて、半年後の12月31日をもって、
ジャーナリストの活動を無期限で休止することを宣言する。
すでに4月1日に発表したことだが、今回の経緯を見ても、
やはりその判断は間違っていなかった。
既存メディアには、政府や東電の対応を検証するなら、
まずは震災後の自らの報道を検証しろといいたい。
こんなアンフェアな人たちと、一緒の職業とは思われたくないのだ。
大本営発表に乗っかった記者たちが戦後、
断罪されたように、いつか現在の記者たちが批判に曝される日が来るだろう。
結果としてウソを流して国民を被曝させる、
それは明らかに犯罪である。原発報道でも政治報道でも、
フェアな仕事のできない日本のメディアに関わっていては、
自分自身も犯罪に加担していると疑われかねない。
私は犯罪に加担したくないのである。
上杉隆。
http://www.asahi.com/national/update/0614/TKY201106130558.html
福島県相馬市で酪農を営む50代の男性が、
「原発さえなければ」などと書き置きを残し、
首をつった状態で死亡していたことがわかった。
捜査関係者や男性と親しかった複数の人によると、
自殺の疑いが強いという。
関係者によると、男性は40頭ほどの牛を飼育していた。
3月の原発事故のあと、
妻と2人の子どもが妻の母国のフィリピンに避難し、
男性も家族のもとに向かったが、その後戻ったという。
男性が不在の間、周囲の農家が分担して牛の面倒をみていた。
その後、男性は牛を手放したという。
イタリア国民投票、原発反対票94%に
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110614-OYT1T00531.htm
昔そんなCMがありました。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110618/fki11061802510001-n1.htm
日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で
原子炉容器内に落下したままになっている
燃料交換用の炉内中継装置本体を23日にも引き抜く方針を固めた。
炉内中継装置は直径46センチ、長さ12メートル、
重さ3・3トンの円筒形。中央が直径約40センチの空洞になっており、
燃料交換の際に空洞を燃料棒が通る仕組み。
昨年8月に落下し、接合部が変形したため引き抜けない状態が続いている。
原子力機構は当日、専用器具を使って装置と原子炉容器上ぶたの一部
「スリーブ」(重さ3・6トン)ごと引き抜く計画。
引き抜き後順調に作業が進めば今秋にも復旧し、
今年度中に40%出力試験を行う考え。
関係者によると、週明けにじゃばら式の専用器具を設置。
23日午前9時ごろには、本体引き抜き作業に着手する。
全体の作業終了は深夜になるという。
当日は経済産業省原子力安全・保安院が立ち入り検査を行う。
新幹線見送りなら「もんじゅ」監視強化…福井県
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101223-OYT1T00266.htm
福井県知事は北陸新幹線延長と引き換えにもんじゅを容認するそうです。
困った福井県知事ですね。