
「俺は、君のためにこそ死ににいく」なんて映画を聞いたことがあるだろうか?
タイトルからして、「この御仁、本当に元作家だったのだろうか?」と疑わしくなるしろものである。
「にこそ死にに」と書けば少しはそのひどさがわかるか?
慎太郎氏には「閣下」などと持ち上げているバカウヨシンパがいる。
馬鹿からそんな呼び方をされたら、さすがの慎太郎氏も辟易としていることだろう。
この記事を読んだバカウヨが言いそうなことを先に書いておこう。
「こりゃ!お前何抜かす!! 映画を観てもいないくせに、何を偉そうなことをホザいとるんじゃい? 批判するなら最低映画を観てからするのが筋というモンだろうが…」
勿論反論するのは容易い。くだらないタイトルしか付けられない映画はその時点で既に観る価値がないのである。この映画が当たらなかったのは道理で、タイトルからして最悪だったのである。
ネット検索したら提灯記事が目白押しでいささか呆れた。しかし数字は正直である。
今年の5月に上映された戦争映画らしい。Wikipediaによると興行収入は約10億円。どうせ右翼団体に動員をかけたり、御用企業に無理矢理買わせたりした結果の数字だろう。制作費は18億円と言うが、当たらなかった映画の場合控えめに言うものだ。東映は最低でも10億円以上の損をしていると思われる。ご愁傷様。
ネット検索に関して言うと「俺は、君のためにこそ死ににいく」でまず検索した後、「俺は、君のためにこそ死ににいく 駄作」で検索してみよう。おもしろい結果が得られるはずだ。
映画の評価は主観によるところが大きいので人様ザマである。感動した人、良かったですね。
都民銀行よろしく慎太郎氏に商才などない。この御仁の口車に乗せられて、東京湾カジノや三宅島オートレースなどやらかした日には、とんでもないことになっていただろう。慎太郎氏に投票した都民は本当に賢明さが欠落していた。まあ、東京オリンピックで騙されないことだな。無理か?
いくら何でもタイトルだけでは批判できないので、少しは内容を調べはしたが、あの窪塚洋介を特攻隊員にしたのだけは洒落としておもしろい。靖国神社の遊就館にでも引き取ってもらうことだ。それなら暇な時、見に行ってもいいよ。
(参照)
俺は、君のためにこそ死ににいく
(記事)
石原知事「監督が…」映画失敗言い訳
石原慎太郎東京都知事(75)が17日、20日に開幕する第20回東京国際映画祭の記者会見に出席した。企画の1つ「映画が見た東京」で、1957年に主演した「危険な英雄」が上映されることになり「元俳優の石原です」とあいさつ。自ら製作総指揮した映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」についても言及。18億円をかけて製作されたが、興行収入は12億円止まり。いつも自信満々の都知事だが「わたしの弟子(新城卓監督)がお金を使いすぎて、あまりもうからなかった」と珍しく自分の失敗を認めた!?