ベストセラー小説の映画版というのは大抵失敗する。今回もそうみたいだ。すでに話題になっている上に、観客も筋を熟知しているので、映画制作者はどうしても肩に力が入りがちになる。変に凝ってしまい訳のわからない自己陶酔型の映画になる場合が多いが、今回もそのパターンかもしれない。
観客の目も肥えているからいくら大物女優が脱いでも集客の役にはたたない。
(記事)
今年最も話題となっている映画「ダ・ヴィンチ・コード」が16日、カンヌ映画祭の初日(17日)の特別上映に先立って、ジャーナリストや批評家たち向けに上映されたが、評判は芳しくなかった。上映が終わると、拍手の代わりに口笛が聞かれ、重要な場面では失笑も漏れた。
米紙ボストン・グローブの記者は、「良くなかった。原作本と同じくらい悪い出来だった」と酷評した。ダン・ブラウンの原作は世界中で約5000万部が売れ、超ベストセラーとなっている。しかし、イエス・キリストは結婚して子供をつくり、その子孫が現在も生きているとの原作の中心テーマが、大論争を巻き起こしている。
ジャーナリストには悪評、失笑も=「ダ・ヴィンチ・コード」
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