予想通り視聴率は悪かった。第1部では例年よりは趣向を凝らしているような印象もあったが、第2部は故人の遺徳を偲ぶ追悼番組の様相を呈していた。
基本的に歌をだらだら流すだけの構成である。昔と違って、出場歌手の歌はいつでも聴ける。ラジオの時代やテレビ初期とは状況が違うのである。
むしろ、「まだこれだけ視聴率があるのか」と感心するくらいである。
惰性で見ている連中が多いのだろうが、10%台になる日もそう遠い話ではないだろう。
男女が分かれて歌合戦というアナクロな企画はどうしようもない。これをやめたら紅白ではないのだから仕方ない。赤組の司会を男にする程度の小細工など見苦しいだけである。
視聴率には録画も含まれているのだろうが、この手の番組を録画する人も少ないだろう。一応画像を流しておいて他のことをしながらだらだら見る、環境ビデオ的要素が強い内容である。主体的に観賞する内容ではない。
視聴率が悪いからといってNHKを非難する気はない。時代の趨勢なのである。廃れ、自然消滅するカウントダウンが始まっているだけの話だ。
視聴率を回復するために、NHKに代わって提案しておこう。
①紅白歌合戦はやめて、東西もしくは南北歌合戦にする。最後の30分は敗軍に対してキツい罰ゲームをやらせて笑いを取る。
②紅白歌合戦はやめて、紅白野球拳にする。視聴率は確実に稼げるだろう。
③紅白歌合戦を最初から最後まで見た人の受信料を20%OFFにする。(ただし。必ず見た証明させる名案はない)
(記事)
紅白視聴率、史上ワースト2位
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