本当なら世紀の大発見だが、どうもテレビの宣伝臭い。昔からよく使われているネタでもある。ロンギヌスの槍発見とか、アーク発見とか、十戒石発見とか…
しかし、マグダラのマリアがキリストの妻であるという説は昔から有力であった。マリアが売春婦であった可能性も高い。ユダが息子だったというのは珍説だが、可能性がないわけではない。もしそうなら、キリストの実年齢はかなり上で、処刑されたのが40代から50代ということになる。
その時のユダの年齢は20代だろう。ユダがマリアと別の男との間にできた子供で、キリストにとっては養子に当たる可能性もある。マリアの職業柄あり得る話である。
息子が父親を売ったことにあるが、これも以前から「ユダはキリストの命令に従っただけだ」という説があり、その説とも符合する。
もっとも、ユダという名前はありふれているので、キリストを売ったユダと息子のユダは別人である可能性もある。
現在伝えられている新約聖書が、オリジナルのものと較べて相当加筆訂正されているというのは常識になっている。現在のあらゆるキリスト教の宗派はオリジナルから逸脱しているのも事実だ。
以上の記述が事実であったとしても、キリストの精神的偉大さを損なうものは何一つないのだが、キリスト教関係者にとっては都合の悪いであろう事は想像に難くない。
過去にも幾度かあったように、都合の悪い事実は消滅させるだけである。したがって、今回も事実の真偽に関わりなく、悪い冗談で終了するはずである。
元ネタ
2000年前のエルサレムの墓が、ナザレのイエスとその家族のものである可能性がある――最新のDNA分析や統計的解析などの調査結果が映像化され、米Discovery Channelにより特別番組として放映される。
この調査では、イエスとマグダラのマリアの間に、ユダという息子が生まれたという可能性も示唆している。
この墓は1980年にイスラエルのタルピオットで発見されたもので、、そこには10体分の石灰岩の骨壷が見つかった。そこにはイエス、マリア、マタイ、ヨゼフ、マグダラのマリアという名前がアラム語で書かれていた。そして、6番目の名前として、「イエスの息子、ユダ」が刻まれていたという。
最新の画像もっと見る
最近の「雑学の目」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事