今年のボーナス商戦はじり貧である。軒並みボーナスが大幅ダウン。主婦の財布のひもはますます絞まるばかり。
将来への不安が募り、少しでも余裕があれば預金しておこうという発想のものも多い。
預金どころか、ボーナスが減って銀行ローンの返済ができなくなり、泣く泣くマイホームを競売にかける悲惨な事例も増えた。
増えたと言えば自殺者もそうだ。今年も既に3万人の大台を突破したが、本ブログで繰り返し述べているように、日本の自殺統計はインチキで、変死者の中の半分以上は事実上自殺と推定されている。そうなると、実際の自殺者は毎年10万人を超えている。日本人の年間死亡者数は110万人くらいだから、日本人の死亡原因の1割は自殺と考えて良さそうである。
増えたといえば倒産の件数もそうだ。長期にわたる不況で、屋台骨がきしみ、「まさか」と思われた大企業が「コロリ」と逝ってしまいそうな勢いである。
ざっと見にやばそうな大企業が146社もあると言うから驚く。
その筆頭は言わずと知れた「日本航空」である。莫大な税金をつぎ込んで延命策を謀っているが、思い切ってつぶした方がスッキリするかもしれない。潰れてしまえばこじれている年金支払い問題も解消する。
自民党政権時の利権や天下りが横行した結果の今日の惨状だから、一般従業員には気の毒な面もあるが、税金を使ってまで救ってやるほどの企業でもない。
過去の利権構造を暴いて、関与していた利権亡者どもを検挙し、貯め込んでいた裏金を没収するのも手立てだが、既に時効が成立しているようだ。
日航以外はやはり不動産業者が多い。いかに親方日の丸で、公共事業に依存していた業界であったが判る。
製造業ではまじめにやっていそうな中堅業者があおりを食っている。
重大危機146社
GC注記とは「事業継続に重大な疑義が生じた」とみなした企業の決算書に監査法人が注記するもので、いわば倒産予備軍を意味する。
【GC注記企業69社】
◇社名/主な事業
◆日本航空/航空
◆アイフル/消費者金融
◆石垣食品/食品
◆コロムビアミュージックエンタテインメント/音楽ソフト
◆岡本硝子/ガラス
◆キムラタン/ベビー服
◆ラオックス/家電量販
◆東邦グローバルアソシエイツ/建設
◆塩見HD/建設
◆イントランス/不動産
◆コマーシャル・アールイー/不動産
◆エムジーホーム/不動産
◆新日本建物/不動産
◆セイクレスト/不動産
◆フージャースコーポレーション/不動産
◆シノケングループ/不動産
◆アイディーユー/不動産
◆SBIライフリビング/不動産
◆花月園観光/競輪場賃貸
◆光ハイツ・ヴェラス/老人ホーム経営
◆ジーエヌアイ/創薬
◆Now Loading/コンテンツ制作
◆シンワオックス/食品卸
◆ウライ/和装品卸
◆オートウェーブ/カー用品
◆インスパイアー/ソフトウエア販売
◆Oak キャピタル/証券/
◆21LADY/洋菓子販売
◆ユニバーサルソリューションシステムズ/システム開発
◆北日本紡績/繊維
◆アイビーダイワ/投資業
◆デュオシステムズ/情報・通信
◆フライトシステムコンサルティング/情報・通信
◆ジェイ・エスコムHD/情報・通信
◆リミックスポイント/情報・通信
◆イー・キャッシュ/情報・通信
◆ビーマップ/情報・通信
◆ラ・パルレ/エステ経営
◆昭和HD/ゴム製品
◆イチタン/自動車部品
◆日本科学冶金/金属製品
◆石川製作所/機械
◆名機製作所/機械
◆プラコー/機械
◆シルバー精工/機械
◆富士テクニカ/機械
◆宮入バルブ製作所/機械
◆中日本鋳工/鋳物
◆東和メックス/電気機器
◆イーター電機工業/電気機器
◆山一電機/電気機器
◆オメガプロジェクトHD/レジャー
◆創健社/健康食品
◆ダイヤ通商/石油販売
◆ムラキ/カー用品
◆ヤマノHD/服飾
◆ユニオンHD/精密
◆オプトロム/CD製造
◆アーク/金型製造
◆ヤマト・インダストリー/プラスチック製品
◆天龍木材/木材
◆メルクス/皮革製品
◆光陽社/印刷
◆ネポン/熱機器
◆NISグループ/事業者向け金融
◆御園座/劇場運営
◆カラカミ観光/ホテル
◆サハダイヤモンド/宝飾品
◆ベリテ/宝飾品
【「重要事象」企業(建設・不動産関連)】
◇社名/主な事業
◆東北ミサワホーム/建設
◆アマテイ/くぎ最大手
◆五洋インテックス/インテリア商社
◆セントラル総合開発/不動産
◆日本商業開発/不動産
◆グローベルス/不動産
◆RISE/不動産
◆コスモスイニシア/不動産
◆タカラレーベン/不動産
◆サンフロンティア不動産/不動産
◆大和システム/不動産
◆日本レップ/不動産
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