選挙のたびごとに馬鹿騒ぎを繰り返す我が日本国であるが、今回の選挙もでたらめぶりが目立つ。
公職選挙法自体が時勢にそぐわない旧態依然たる法律なのだが、まともに改正できないていたらくぶりも情けない。
その原因は与党たる自民党に負うところが多いだろう。3分の2以上の議席を持っていながら、基本的改革に乗り出さなかった責任は重い。意図的にスルーしていたと言われても仕方がないだろう。
今回の選挙で目立つのは自民党によるネガキャンの露骨ぶりである。自民党のHPに飛んでみれば解るが、内容がまたバカウヨもびっくり!なのには驚かされる。選挙活動をする以上相手を批判するのは当然だが、ネット上でのネガキャンは公選法に違反していると見るのが常識である。
自民党HP
「人間余裕を失ってしまうとこうなるのか!」という見本みたいなものである。「こんな政党が長期に日本を支配していたのか!」と愕然とした人も多いだろう。これにはマスコミもおもしろがって茶化している。
自民党「民主ネガキャン」加速 サイトで動画、100万部小冊子
≪自民党の劣勢が伝えられるなか、民主党に対するネガティブキャンペーンが加速している。公示後も民主党の幹部を連想させる人物を揶揄する動画がアップロードされ、大量のアクセスを集めた。また、民主党を批判するPDFファイルも掲載。さらにPDFを印刷したものが100万部以上出回るなど、異例の事態だ。≫
これはJ-CASTさんのサイトであるが、気になるのは内容が既出の私のブログ記事そっくりということである。まさかパクったわけではあるまいが…。
おいおいどうなっている公選法 自民・民主ネットで堂々ネガキャン
≪ 異例のネガティブキャンペーンの経緯について自民党に取材を申し込もうとしたが、「ホームページ担当は取材で出払っているので、夜まで帰ってこない」との答え。今後も引き続き、「民主党批判」の動画が更新され続ける様子だ。≫
取材に行ったところはさすがである。
しかし、自民党も政権党だから、御用学者とはいえ、心理学者やらキャンペーンの専門家には不自由しないはずである。よりによってどうしてこんな稚拙な手段に訴えてしまったのだろうか?
麻雀でも大負けでオーラスなら、一か八かの役マン狙いがセオリーではあるが…。
実はネット上での選挙活動はあまり意味がないのである。一見すると「ネットをやっているのは比較的若年層で浮動票」のようなイメージもあるが、影響力のありそうな掲示板系の利用者は実際は30~40代の男性が主流で、大半が固定層なのである。今更ネットで何を騒ごうが投票行動に大きな変化はない。女性もネットをやっているが、若い娘は少なくおばちゃんが多い。ブログ中心で内容も「お友達とのおしゃべり」である。その中で政治が話題になることは少ない。
しかし、純然たる浮動票が「おばちゃん票」であることも事実だ。前回の選挙で自民が大勝したのはフランケン岡田より国賊小泉の心証がおばちゃんうけしただけだからだ。
「髪型選挙」である。しかも、当時はまだ生活にゆとりがあった。
今回の選挙の本質は「不景気対策」なのである。おばちゃんは財布を見てアホウに怒っているのだ。所得が減って頭にきているおばちゃんに曲がった口から「日の丸がどうのこうの」宣っても、ありがたがるわけもない。
現実の民主党は岡田の時よりも更に質が低下している。しかし、相手が勝手に自滅してしまえば勝負にもならない。
マスコミ報道で気になるのは、マスコミの「自民不利」大合唱である。これだけ騒げば、有権者への影響も大きすぎるだろう。
これに関しても公選法に抵触していることだろう。
今回の選挙で民主党の後押しをしているのは宗主国のアメリカである。マスコミはその意向を受けて騒ぎまくっているわけだ。
ネットはともかく、テレビのワイドショーは浮動票に絶大な影響力を与える。「腐ってもテレビ」である。
予想外の落選危機 自民大物10人衆
ゲンダイさんのイタブリ記事である。
反自民が売りで、あることないこと自民の悪口を書き立てていたが、「嘘も百回つけば真実」を地でいくような展開になった。
尤も、阪神ファンにデイリースポーツと同じで、反自民層相手の商売だから、支持率に影響はない。逆に選挙後ここの売り上げが心配である。少数野党をいくら叩いてもおもしろくはない。(俺のブログもそうか…)
しばらくは、残党狩りネタで食いつなげるだろうが…。
2大政党の政権選択選挙報道に異論! 幸福実現党のドクター・中松氏が新発明「ビシャット」で大逆転宣言
「ビシャット」の正体は強力粘着シールのようだ。ポスターに貼り付けて目立たせるらしいが、公選法に抵触しているんじゃないかな?
自分のポスターならいいのか?
「福田王国」ピンチ!民主・三宅氏が追い上げ…群馬4区
この記事がネット上で騒がれている。しかし、興味の中心は福田氏の当落に関してではなく、群馬4区の風土にあるようだ。
≪ポスター1枚を張るのに関係者が何度も足を運ぶことはざら。街宣中も選挙前までは手を振ってくれた市民に、無視されることも多くなった。「1分程度のつじ立ちに、警察が『50回やるなら全部の場所で事前に道路使用許可を取れ』と言ってくる。他の選挙区ではあまりない話みたいですが」(陣営)。泣く子も黙る自民王国で、本気で勝ちにいき、突風が吹き込んだことで、1か月足らずでドラマが起きようとしている。≫
この警察の対応に関してネットでは賛否が分かれている。
≪これが与党と田舎警察の癒着の一片
自由選挙妨害 民主主義壊滅の群馬 自民独裁なんですね
地方ではこういうことあるんですね、中国みたい。 ≫
私も似たような話はよく聞く。しかし、歌謡曲にも歌われ比較的モダンなイメージのある某地方都市でも、年配の女性が「我が家は代々XX家に投票していますから」と平然と答えて恥じ入る様子もない。こんな連中が大勢いるようでXX候補は優勢である。
普通選挙は民主主義の基本かもしれないが、誰でも車を運転していいわけではない。「選挙権も被選挙権も資格制にしろ」というのが私の持論である。
最低でも選挙権は中卒程度、被選挙権は高卒程度の社会科の知識が必要なんじゃないかな?
更新制でお願いしたいものだ。
一方、こんな意見もある。
≪福田は許可取ってるか取ってないかしらないが
>1は許可取ればいいんじゃねーの?
他のやつがやってるから自分もOK
っていう認識ならどうかと思うわ
どう足掻いても法律上ダメなら従うしかない
嫌なら事前に法律を変えればいい
それをやらずに文句を言うのがおかしい
まぁどこぞの党の代表は法律違反をしても他人のせいにしたり私は大目に見てほしいとか言うんだろうね ≫
ごもっともですね。
自民ガタガタ、閣僚らとうとう有権者に八つ当たり
≪塩谷立文科相(59)は逆風を危惧(きぐ)するあまりか、「(民主党の公約である)高速道路無料化や高校無償化など目先のお金につられて、そういう雰囲気になっている気がする。ほかに理由が分からない」と有権者に八つ当たりするような感想をもらした。≫
無駄な給付金をばらまいておいてよく言うものである。
与謝野財務相ダウン!70歳初日からフラフラ…東京1区
翌日には復活したそうだ。さすがはzon…、おっと、やばいか?
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