オヤジの万歳写真など誰も見たくはないだろうから、全然関係ない絵を載せておいた。
話にもならない選挙だった。開票と同時に民主党候補の倒閣もとい当確が報じられた。
山口と言えばバカボンの故郷である。保守王国で知られていたが、今回は爺さん婆さんも姥捨て山医療制度で頭に来たらしい。しかし、爺さん婆さんの半分程度しか年金が貰えないことになっている団塊の世代の反応は鈍い。自分が退職したらどうなってしまうのかまだ判らないのだろう。本当に頭の悪い奴らだ。
福田自民党は総スカン状態なので、どこのマスコミも似たようなことしか書いていないが、やはり朝日が一番はしゃいでいる。ますます体質が人民日報に近づきつつある朝日のくせに何が楽しいのだろう。
まあ、お間抜けな記事を一応見てみよう。
姥捨て山医療制度や道路利権が問われた衆院山口2区補選が27日投開票され、民主党が大差をつけて自民党から議席を奪い返した。政府・与党は30日に税制改悪関連法案を衆院で再可決してガソリン税の暫定税率を復活させるが、民主党は徹底抗戦する構えで、5月の政局も見すえて首相問責決議案の提出時期の調整に入った。
山口2区補選は、比例中国ブロックからくら替えした民主党前職の平岡秀夫氏(54)=社民党推薦=が、自民党新顔で前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)=公明党推薦=を約2万票差で破った。当日有権者数は30万8017人、投票率は69.00%(前回総選挙72.45%)。
補選は、05年の総選挙で平岡氏に競り勝った自民党の福田良彦氏が2月の出直し岩国市長選に転出したことに伴う。
衆議院の陣笠より岩国市長の方が儲かるみたいだ。意外なからくりである。岩国市長はそんなにおいしいのだろうか?
共産党は同県内では53年ぶりに国政選挙での候補者擁立を見送った。また邪魔をして、これで自民が勝ったら、それこそ何を言われるかわかったものではない。
平岡氏は今年初めに早々と名乗りを上げ、選挙戦では「政権交代に向けた大きなうねりをつくる」と強調。道路政策、消えた年金記録に加え、姥捨て山医療制度の「3点セット」で政府・与党を攻撃した戦術が功を奏した。
ただ事実を並べ立てればいいのだから、こんな楽な選挙はない。
民主党は「総選挙の最大の試金石」(小沢代表)として、小沢氏、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の「トロイカ」をそろい踏みさせるなど総力戦を展開。最大の支持組織「連合」も傘下労組をまとめた。社民、国民新、新党日本の首脳も応援に入り、野党共闘をアピールした。
一方、山本氏の立候補表明は3月初めと出遅れた。負けると判っているのだから出たくはないだろう。争点となったガソリン税には当然触れず、ひたすら「地域活性化」でお茶を濁すしかなかった。米軍岩国基地への民間機就航の実現を唱え、これで航空機マニアの票をかき集め平岡氏を急追したが、及ばなかった。
いくら航空機マニアでも、ガソリン代が上がって、税金が増え、年金が減って、医療保険が値上がりすれば怒り出す。
「米軍基地に飛行機を飛ばすから許してくれ」と言われて喜んだ航空機マニアは9万人程度だったようだ。自民に投票したマニアの方は米軍基地で遊覧飛行でもしてなさい。
福田内閣の支持率低下に悩む自民党はまさか、あっさり白旗を揚げるわけにも行かず、「政局の流れを大きく変える選挙」(古賀誠選対委員長)と訳のわからないスローガンで、こちらも総力戦ということにしていた。よほど山口県民が馬鹿だと思っているのか首相や伊吹文明幹事長、麻生太郎前幹事長、安倍前首相らも恥ずかし気もなく応援に入り、地元ボスを恫喝し、土建屋を中心に天下り企業・特殊法人を引き締める組織戦を徹底した。当然、自民、公明支持層さえ愛想を尽かされ、無党派層からもシカトされた。
(記事)
民主、衆院補選で勝利 高齢者医療・道路追い風に
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