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「全国知事会」「市長会」とは利権に執着する国賊どもの集まりだったようである。
「道路財源の確保緊急大会」が東京・永田町の憲政記念館で開かれた。
6団体関係者や与党幹部など利権受益者どもから、ガソリン税などの暫定税率と道路特定財源の維持を求め騒ぎまくる中、来賓の菅直人民主党代表代行が孤軍奮闘した。だが利権亡者どもから激しいヤジを浴びて四面楚歌に陥ってしまった。
この大会には、首長や自治体関係者、来賓の関係閣僚、与野党議員ら約600人が出席した。
町村信孝官房長官が民主党の暫定税率廃止論を「減税しても地方の道路は作るという。そんなマジックができるなら私もやってみたい」と箱モノ行政や天下りには頬被りして嫌がらせを言うと、伊吹文明自民党幹事長は「民主党はガソリン値下げ、一般財源化、地方に迷惑をかけない、必要な道路は作るという。この4つの連立方程式は解けないのではないか」とうそぶいた。無駄な箱モノと天下りをやめるだけで簡単に実現できるのだが、勿論そのことには触れない。
そこへ登壇した菅氏は「(暫定税率廃止で自治体の税収が)減る分は地方の負担にならないようすべて措置する」などと述べたが、利権まみれの自民党議員やその子分の自治体関係者の「説明責任を果たせッ」「あんたは地方が分かっていない」などと街宣右翼はだしのヤジで会場は騒然となった。菅氏は挨拶を終えると退席した。
麻生渡全国知事会長(福岡県知事)は大会後の記者会見で、民主党の主張について「税収減の負担を国に全部かけて、道路整備がいびつになる。実態に合わない」と自身の箱モノ行政を棚に上げてうそぶいた。
大会には民主党の方針に金と利権の餌で転んだ同党の大江康弘、渡辺秀央の国賊裏切り者両参院議員も出席した。
冬柴鉄三国土交通相は9日、福島県大熊町で講演し、民主党などがガソリン税など道路特定財源の暫定税率廃止を主張していることに関連し「私は悪いことをしていない。子供たちの将来のため、日本が元気であり続けるために頑張っている」と意味不明のことを述べ、税率維持に理解を求めた。
こんな説明で納得するのは天下り関係者か熱心な創価学会員くらいだろう。
国交相は地方活性化策として「道路を整備し、企業を立地して若者の雇用を創出することが必要」と箱ものとタヌキ道路によるばらまき行政を強調した。
また「人口減少社会に入り、地方の経済活力が弱っている。国際競争力を持ち、成長するためには今、インフラ整備をしておかないと間に合わない」と自民党長期政権の凄惨な結果を指摘した。
講演は、同県内の創価学会主婦らで作るカルト団体が主催した地元の高校生向けの洗脳フォーラムで行われた。
創価学会のイデオロギーを高校生に押しつけようとは世も末である。
まさに、「この国民にしてこの政府あり」である。
自民党の二階俊博総務会長は10日、日本で唯一の「飛び地」の自治体である地元・和歌山県北山村を訪れ、民主党がガソリン税の暫定税率廃止を目指していることを念頭に、「どこかの政党の幹部が地方を大事にすると言いながら、地方の道路はいらないと大きな声で言っているが、余計なお世話だ」と述べ、タヌキ道路整備や無駄な「道の駅」の必要性をアピールした。
二階氏は、同村が主催した「暫定税率の維持を求める緊急住民集会」に出席し、人口の3分の1以上に当たる約180人の村民を前に「道路特定財源として道路に使うと約束している。道路は(利権収入の)命の道だ」と述べ、暫定税率維持を含む歳入関連法案(日切れ法案)の年度内成立の重要性を強調した。
二階氏に対しては、民主党の菅直人代表代行が「いかにも道路利権を手放さないという顔をしている」と指摘し、本当のことを言われた自民党も訴訟をちらつかせるなど開き直りの姿勢を見せている。
菅氏は1月に「ムダな橋」の視察として自民党の古賀誠選対委員長の地元・福岡県を訪れたのに続き、今月中旬は「第2弾」として和歌山県の訪問を検討。二階氏は「都会の心ない人たちの揶揄や意見に耳を傾ける必要はない。理不尽な議論に屈服するつもりはない」となりふり構わず菅氏を非難した。
「百姓ども、おまえら馬鹿だからわからないだろうが、文句を言わず高いガソリン代を払えよ。そのうち、気が向いたら子分の県会議員のやっている土建屋で農道ぐらい舗装してやるからな。こっちの都合で天下り用博物館になるかも知れないけれどな。俺が二束三文で押さえてある山を造成して会館する手もあるけどな」というわけである。
無駄な箱モノやタヌキ道路ができて、天下りが肥え太っても、それは「必要」な財源なのである。
自民・公明は暫定税の無駄遣いについては何一つまともな説明をしていない。たまに、「今後は改める」とお茶を濁すばかりである。何十年前から同じ指摘はされていたにもかかわらず、「今度こそやる」と言われてもまともな人間は信じないだろう。
しかし、現実にまともでない国民がせっせと自民党に投票している。選管が露骨な不正でもやってない限り、もうこの国の国民の相当数は深刻な認知症に陥っているのだ。
(記事)
「私は悪いことしていない」 道路財源問題で冬柴国交相
「道路は必要」二階氏が菅氏へ猛反論
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