最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ヒシカミキリ

2009-11-01 00:49:17 | カミキリムシ
最近更新が滞っていたので、今日は二つ記事を書きました

去年からまじめにカミキリ採集を始めて、今年は網走市内を中心に採集しようと決めた春。
この時点で採集していた網走市のカミキリはたったの45種
網走市の文献は少ないが、記録されているカミキリは72種(隣の小清水町では100種以上記録されているので、だいぶ少ない)なので6割くらいしか採っていなかった

シーズンが始まる前に立てた目標の中に、今回のヒシカミキリも入っていた。
小清水で採集した人によると、ハマナス叩けば沢山落ちるとのことなのでハマナスを探すが、網走ではいい海岸が少なく見つけるのに少し手間取ったが、いいところを見つけることが出来た。

ハマナスだらけ

早速叩くと、一叩きで落ちてきた
その後いくつか叩き落したので、写真でも撮ろうかと探してみるが、小さいこともあり中々見つからない

しばらく探しているとやっと目が慣れたのか、見つけることが出来た

ヒシカミキリ Microlera ptinoides

一匹見つけたら後は簡単。ヒシカミキリをイメージしてハマナスを見ていくと、いくらでも見つかる。この時は楽しくてどんどん採集していったら百近くも採ってしまっていたこんなにいらない!と思いながら時間をかけて全部展足しました

ヒシカミキリは本州では普通種で各種広葉樹の枯れ枝で採集できるようだが、オホーツクでは海岸沿いのハマナスでしか採集されていないようだったので、もしかしたら海流分布?などと思っていたが、ここで採集した後、低山帯でも少ないながら採集した。

ただ、海岸で採集した個体と違って体長が小さく、黒っぽい(海岸の個体が白い)ので若干違和感があった。

ケヤマハンノキ枯れ枝に止まるヒシカミキリ

ハマナスを食べる個体だけが大きくなるのかとも思ったが、このすぐ脇のヤナギの枯れ枝で採った個体も同じ感じだったので食性は関係ないかも
なんせ海岸以外での採集が少なく(3頭)比較があまり出来ないので、この辺は来年の目標ということで

キタキツネ

2009-11-01 00:03:53 | 哺乳類
このブログは一応、網走支庁の昆虫と生き物紹介ということでたまには昆虫以外の写真を。






キタキツネ Vulpes vulpes schrencki

一番印象に残っているキタキツネとの出会い。
斜里町の林道で採集していたら、目の前から悠々と歩いてきた
道の両サイドが崖になっているところで脇に逃げられないためか、自分のすぐ脇を通り抜けていった。
ここは、人が来るようなところではないと思うので人なれしてた訳ではないと思うが...一応子連れだったのに

昔のカメラ(Canon IXY DIGITAL700)でトリミングなので画像が荒れてますが、子ギツネの写真を

今ならもう少しまともな写真が撮れただろうが、これ以来間近で子ギツネを見たことがない


ここはこの先行き止まりになっていて、写真を撮った後、15分くらいで戻ってきたが、行きにはなかったクマ糞が道の真ん中にドン!と落ちていた(一枚目の一番奥の位置)
それ以来ここは怖くてほとんど行ってない