2人歩く背には、春風、春色。
桜の影が重なり同化しそう。
あの日机にかいた落書き。
あの日足元に落ちた消しゴム。
辛いときにそっと声をかけてくれた。
幸せなときにずっと微笑んでくれた。
いつかまた会えるときまで。
色んな悩みを語り合い、
寄り添った日々を懐かし合う。
今後ろで揺れている影は、
もうすぐ私たちの手の届かない場所まで行ってしまうけど。
私たちの想いは、絆は、春風に乗って、ずっと待っている。
本当にありがとう。
また出会えるいつかの日まで。
振り返り校舎に向かい微笑む。
ありがとう。さようなら。