郷里の豊かさをどの世代でも共感できる、こだわりの発酵食が決め手の新規ダイニング。
鳥取市栄町602 「発酵食堂 かもすで」 【3352】
本通り、万年筆博士・交差点寄りに、此の11月10日オープンしたばかりの、発酵食に特化したナチュラルダイニングです。
無垢材を多用した壁面に、何気に吊してある沢庵用の大根、さらには袖を固める観葉植物と、ぱっと見だけでお店のコンセプトが分かる、自然派志向タップリのファザード。
ドアを開け店内を窺うと、打ちっぱなしのコンクリに、ウッディーなカウンターテーブルやチェアを、コントラスト良く割り振った、どこかノスタルジックさ漂う店内。
特にアースカラーのタイルや鈍い光を放つ壁面棚等、郷土の田畑や山々をイメージしているのか、パチュリに似た土の匂いが、仄かに香ったかのよう。
傍らの木製棚には、発酵をベースにしたボトルや食品類が整然と並び、ズームアップしてみると、、
おやまぁ、おやじが子どものころから慣れ親しんでいる、キッコーナンでお馴染みの、立川・楠城屋の醤油・出汁・味噌がフルラインナップされてるじゃぁありませんか!
メニュー表①
鳥取産食材にこだわりつつ、無添加・無農薬の食品もできるだけ取り入れ、健康に配慮した安心安全というメッセージがこめられた、冒頭部分。
メニュー表②
食品のみに終わらず、ワインはナチュールのみ、日本酒も生酛つくりのみ、さらにはビールやジン、メスカルも自然派と、その徹底ぶりは見事。
メニュー表③
居酒屋タイムのアラカルトも、県内自然派の主要どころを取り揃えつつ、創作性豊か。
メニュー表④
発酵ランチは備え付けの長ボードから、チョイスするシステムで、基本2種。
「オープンスペシャルランチ 1,300円」
素朴ながらも、しっかりと手の込んだ仕事ぶりが窺えるランチで、まるで古里の祖母が作ったような佇まいにホッコリ💛💛💛💛💛💛💛💛💛
鳥取和牛のにんにく醤油
しなやかで旨味ののった良質の肉を使い、素材の旨味を生かしながら引き立てる、地元醤油の奥ゆかしさと風味が見事にミキシングし、呟いたひとつのフレーズ 🎵うーさーぎ、おーいし、かーのーやーまー🎵🐰🐸🌾🐰🐸🌾🐰🐸🌾
ハシリの親ガニの味噌汁
近年、セコガニとかコッぺ、香箱なんて呼ぶことも多くなりましたが、生粋の因幡人なら、むかしながらの「親ガニ」と、胸を張って呼んでほしいね! 味わいは、もはや言わずもがなです!🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀🦀
古き良き時代の田舎町・鳥取の郷愁が此処彼処に漂い、しっかりした主張のもと、自然由来の料理が堪能でき、50代以降には懐かしく、若者世代にはレトロモダンに浸れ、誰もが皆、郷土の豊かさを改めて再認識できることと思います。 ありがとう。 また来ます!