決算書をベースに読み取る

2024-03-28 04:41:00 | 日記



1.資産・負債・資本・収益・費用の科目をどうやって見分けるのですか
概ね次のようなイメージで判断し、区別してください。資産:現金のほか企業が将来、現金として回収できる物や権利(債権)~売るなどすれば現金として回収できるもの
負債:企業が後日、現金などで支払わなければならない義務(債務)~将来、支払いが予想されるもの
資本:出資者の元手とその後の増加分~資産から負債を引いた残り
収益:サービスや物を販売して得たもの~現金などの収入で、受取○○、○○益となる科目(受取手形を除く)
費用:収益を得るために費やしたもの~現金などの支出で、支払○○、○○費となる科目(支払手形を除く)

2.当期純利益(純損益)はどのように計算するのですか
当期純利益は次の方法により計算することができます。
その1財産法
期末資本-期首資本=当期純利益(または当期純損失)
*財産法では、資産から負債を差し引いた資本の増減額により計算されます。
その2損益法
収益-費用=当期純利益(または当期純損失)
*損益法では、資本の増加原因である収益から資本の減少原因である費用を差し引いて計算されます。したがって、財産法と損益法の結果は必ず一致します。


金融テクノロジーとは

2024-03-26 04:58:00 | 日記
ブロックチェーンは、データを安全に管理するための技術です。イメージとしては、大切な情報をたくさんの人が一緒に守る魔法の本のようなものです。
 
通常、大切な情報は一箇所に保存されますが、ブロックチェーンでは情報をたくさんの場所に分散して保存します。これによって、情報を守ることができます。
 
たとえば、友達と一緒に宝物の地図を持っているとします。もし一人が地図をなくしても、他の友達が持っている地図で宝物を探すことができます。それがブロックチェーンの分散型台帳です。
 
ブロックチェーンでは、情報をブロックという単位でまとめて保存します。たくさんの人がそのブロックに情報を追加し、承認したらチェーンのようにつなげていきます。一つのブロックには、たくさんの情報が入っていて、それが続いていくことで全体の情報が分かるようになります。
 
ブロックチェーンは、データの改ざんを防ぎます。ブロックチェーンに情報を追加するためには、たくさんの人が承認する必要があります。一人が間違った情報を入れようとしても、他の人が正しい情報を持っているので、それが分かります。だから、情報を正確に保つことができるのです。
 
ブロックチェーンは、仮想通貨のビットコインで使われていることが有名です。ビットコインでは、お金のやりとりの情報をブロックチェーンで管理しています。だから、ビットコインは安全に使うことができます。
 
また、ブロックチェーンは仮想通貨以外にも、いろいろな分野で活用されています。たとえば、商品の流通経路を追跡するために使われたり、契約を自動的に守るために使われたりします。






貸借対照表

2024-03-26 04:56:00 | 日記





貸借対照表とは、ある時点における企業の資産状況を示す書類です。決算に際して作成する財務諸表(いわゆる決算書と呼ばれるもの)のひとつで、企業の保有資産と負債、純資産が表形式で示されています。
企業は、税務署、株主、取引先、金融機関などに収支や資産状況の報告をするために、決算報告書を作成し、開示する義務があるため、決算にあたっては、貸借対照表をはじめとした財務諸表を作成する必要があり、その中でも特に重要性の高い書類を「財務三表」と呼びます。

財務三表とは、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つです。このうち、貸借対照表と損益計算書は、企業が決算時に作成しなければいけない書類で、キャッシュフロー計算書は上場企業にのみ作成が義務づけられています。

・貸借対照表
貸借対照表は、ある特定のタイミング(決算日)の企業の資産・負債・純資産の金額と内訳を示す表のこと。企業の資金調達方法や財政状況がわかります。

・損益計算書
損益計算書は、ある一定期間(決算期)の企業の利益と支出を示す表のこと。該当の期の利益の生み出し方や額がわかります。

・キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は、ある一定期間(決算期)の企業の現金の動きを示す表のこと。どのような理由で、いくら現金が動いたのかがわかります。