くだらない大人になったと
あの頃の私に思われるだろうか
繊細で傷つきやすくて
知ったかぶりの無知だった10代の私に
世の中と迎合することがイヤで
周囲と壁を作っていた私が
今や
息を吐くのと同じくらい自然に
薄っぺらな社交辞令を口にして
上っ面の笑顔を平気で浮かべる
だけどね 10代の私よ
君が望んだ姿ではないかも知れないけれど
何度も傷ついて傷ついて
辿り着いた今の私は
これで案外 気に入っているんだよ
生きるための 強かさ
ちょっとや そっとじゃ へこたれず
厳しい社会で戦う 力
君の 今にも壊れそうな優しい繊細さを失わず
大人になれたら良かったけれど……
生き抜くって 簡単じゃない
「私」という核を守りながら
今 ここで顔を上げて真っ直ぐに立っている
それは 結構誇らしいもんなんだ
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