Willのあれこれ日誌

猫3(8才♂、3才♂、年齢不明♂)、人間(年齢不詳♀)でやっている17年目のWillどうぶつ病院です。

歯の健康について(2)

2007年02月26日 | 病気や検査について
 ねこさんたちは、犬に比べて、歯周疾患は多いです。
特に、歯周疾患の中で歯肉炎、口内炎。
 
これらの病気が重度になってくると、
おなかはすいているのに、食べると痛いっ、
だから食べられないという悪循環になります。

ほんとうにひどいと水さえも飲めない場合もあります。
 
また口の中で増えた、悪い細菌が唾液とともに常に飲み込まれるため、
細菌の毒素が心臓や腎臓に影響をするともいわれています。
 
これらの病気の原因としては、猫で多いのはウィルス疾患です。
FIV(猫免疫不全ウィルス)とFelv(猫白血病ウィルス)です。

この2種類は院内検査ができるキットがあります。
特に、外に出て行くねこさんや、新たに、ねこさんを迎えるときには
検査しておくことをお勧めします。
 
あとはアレルギー。口の中で過剰に反応しすぎるために、
炎症になってしまいます。

どちらも、治療としては、スケーリングや抜歯、
IFN(インターフェロン)抗生剤やステロイドの投与、
サプリメント系を使う免疫療法などがあります。
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