毎朝先生に預ける度に泣いていたたっちゃんが泣かなくなった。
大丈夫な先生も2人いたけど、その他の先生に預けると必ず泣いていたのに、この1週間は誰に預けても泣かなかった。
決定的だったのは今朝。いつも預けると必ず泣いていた先生がお出迎えだったので、内心わたしは、(あー、今日こそ泣いちゃうなー)って思ってたのに、泣かなかった!
その先生はクラスの主任の先生で、今朝は顔を見合わせながら「たっちゃん大人になったね~😳」って。
たっちゃんには毎日、わたしの知らない5時間がある。その時間にたっちゃんが何をどんな風に食べて、どこで誰とどんな風に遊んでいるかをわたしは知らない。
それってわたしにとってはとっても寂しいこと。ホントは毎日ずっと一緒にいたい。
保育園にお迎えに行った帰りの車の中のたっちゃんは、なんだかよその子みたい。っていつも思う。
わたしといない時間、どんなことを思って過ごしてたのかな。
おうちに帰るといつものたっちゃんに戻るけど、帰り道の車のたっちゃんはいつも違う子みたいな表情をしてる。
いつか誰でも幼稚園や小学校に入って親離れしていくんだから、それが少し早くなっただけ。
他の子だってみんな同じ年くらいで預けられてるんだからたっちゃんだけじゃない。
うちでは出来ない遊びをさせてもらってるんだからきっとたっちゃんのためになるはず。
毎日自分にそう言い聞かせて、保育園の門をくぐります。
…でもホントは。
ごめんね、たっちゃん。
寂しいよね。まだ0歳なのに親元から無理やり離されて。
たっちゃんを先生に預けてひとりで門を出るとき毎日思います。毎日涙が出ます。
…でも。今日たっちゃんは泣かなかった。
だから私も泣いちゃダメだ。
こうやって少しずつ大人になるんだね。
もうすぐ1歳。
たっちゃんも、『お母さん』のわたしも。