まめるは天国へと旅立ってしまった。
日中引き取りに行って、やっと家に帰ってこられた。今、お気に入りの毛布にくるまれて安らかに眠っている。
先生の話を聞いたところ、腎臓がもともとひとつ無かったと言うことが判明した。だからひとつだけの腎臓で負担がかかってしまっていたのだろう。とのことだった。
キレイな姿だった。まるで寝ているみたい。いつものまめる。違うのは冷たく固いこと。
小さいのに、限界まで元気でいてくれたんだね。もう、耐えられなかったんだね。お腹痛くて辛いのに、私達を心配かけないようにしてくれてたんだね。
息子が産まれてからは、どうしても息子優先になってしまっていて。まめちゃんが鳴いていても「まめちゃん!ちょっと待っててね!」っていつでも待たせてばかりだった。
息子を抱っこして、「じゃあ、まめちゃん行ってくるね、お利口にしててね、すぐ帰ってくるよ!」って。
僕が人間の子供だったら、お母さんはもっと僕を抱っこしてくれるのかな。
まめるはそう思ったのかもしれない。
頑張って2人目の子供を授かろうと思った。
まめるが生まれ変わってくれるかもしれないから。
まめるがくれたもの。
家に来てくれた意味。
私達を選んでくれたこと。
あぁしておけば良かった。
こぅしておけば良かった。
でも私はきっとまめるを自分が出来る限り愛したから、まめるが満足してくれたことを祈りたい。
明日朝一でお寺に火葬の予約をした。
今夜は4人で過ごす最後の夜だ。