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“ヘボ将棋王より飛車をかわいがり”
言い得て味のある・・・洒落た川柳ではないでしょうか。
いつごろ誰が読んだものかは分からないそうですが、格言にも値するような川柳であまりに有名ですね。
川柳が盛んだった江戸時代には、将棋や囲碁に親しむ庶民の様子がたくさん読まれているようです。
ちなみに、落語に「将棋の殿様」というルール無視の殿様の演目もある。
ご存知の方も多いでしょう。
では、これから王に因んだ格言をご案内していきたいと思います。
☗「王の早逃げ八手の得」
王を早めに逃げることで詰みにくくなることもあります。
勝つためには負けないことが大切ですね。
☗「王手は追う手 (おおてはおうて) 」
何の策もなく闇雲に王手をかけても、相手の王を安全地帯に逃がしやすいからという戒め。
その対策として、「王は包むように寄せよ」
☗「居玉は避けよ」
最初に盤面に並べた王の位置で相手から戦いを起こされたら、不利になりますね。
王の周りは、金・銀で囲って守ることが大切という意味の格言です。
☗「王飛車接近すべからず」
相手から攻めの「恰好の目標」になるから。
☗「王は包むように寄せよ」
相手の玉を詰ますための格言。
☗「王手するより縛りと必至」
終盤において、相手玉が即詰みではない場合、王手をかけるよりも縛りをかけながら必至を狙う方が勝ちにつながるということ。
縛りとは、所謂「待ち駒」です。
、
☗「玉は下段に落とせ」
相手の玉を詰ますために下段に向かせると詰みやすいという格言。
格言・明言とともに、
第1回として、駒の並べ順の第1手『王』に因んで取り挙げてみました。
関連して、駒の並べ方は、次のとおり2種類あります。
◆大橋流 (並べ方:飛車・角が10.11番目)
(図のとおり)
◆伊藤流 (並べ方:飛車・角が19.20番目)
1. 上座に座る人が駒箱または駒袋から駒を盤上に出す(このときは、一つ一つ取るのではなく逆さにして出すが、あまり散らばらないようにする)。
2. 上座の人が王将を所定の位置に置く。下座の人がこれに対して玉将を置く。
3. ここからは、大橋流と、伊藤流に分かれます(「大橋」「伊藤」は江戸時代の将棋の家元)。
4. 駒落ちの対局の場合は、上手が落とす駒を盤上から除きます。
5. 上座の人が駒袋または駒箱を盤の下に(足付きの場合)入れます。
大橋流または伊藤流のいずれにしても、上座の人、下座の人交互に並べていきます。
将棋は楽しく指したいですネ(。・ω・。)ノ♡
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