いつもお立ち寄りくださり有難うございます。
画像は、鈴木環奈女流二段(歩の写真を見つけたので・・拝借します。)
いよいよ、歩の働きをご案内いたします。
『一歩千金』
一歩の重み、かつ一歩が値千金という名言・格言で、一番好きな言葉です。
今も丸田九段が好きですね。
ご存知のとおり、歩兵ではあるが、敵陣に入れば成金となって『金』以上の働きをします。
ただ、それも敵に取られると、ただの「歩兵」に戻ってしまいます。
「歩」
思い起こすのは、昨年他界された元日本将棋連盟会長である丸田雄三九段である。
「小太刀の名手」
として知られている。
◆ 歩のない将棋は負け将棋
「歩」というものは将棋の駒のなかで、歩兵と書かれているとおりの駒ですが、
この「歩」がないために受けることが出来なかったら、窮地に追い込まれることもあります。
◆ 一歩千金
局面によりますが、一つの歩の有無で寄せ筋が見えたり、受け切れなかったりすることがよくあります。
歩一つでも疎かにしてはならないということです。
◆二枚換えなら歩ともせよ
二枚換え:歩でもいいから、二枚換え(例:角を見捨てて、銀や歩と交換など)が出来るような手を指した方がいいということ。
◆ 手のない時は端歩を突け
優劣に迷って、指したい手が見つからない場合などは、端の歩を突くこと。
◆ 打ち歩詰めに詰みの余地あり
打ち歩詰めになるような局面では、詰みの手順がある場合がある。
◆ 開戦は歩の突き捨てから
突き捨てを先に入れておくことで、攻めがより有効な手になることがある。
開戦後に突き捨てを入れても、放っておかれたりする場合がありますが、戦いの前に突き捨てを入れれば相手してくれる可能性がある。
◆ 三歩持ったら継ぎ歩とたれ歩
歩が3枚あるときには、敵の駒の頭を叩いて吊り上げるなど、攻めが続くことができる。
◆ 横歩三年のわずらい
飛先を交換した後、「一歩得」を狙って横歩を取ると、その後の攻撃に手数がかかって苦労する。
ただし「横歩取り」という戦法もある。
◆ 5三のと金に負けなし
5三の地点に”と金”が出来るような展開になれば勝勢ということ。
◆ と金のおそはや
「と金」を作るのに手が最低でも2手かかりますが、一旦「と金」になるとその効果を発揮します。
「と金」は「歩」が敵陣に入って成ることにより、「金」と同じ働きします。
◆ まむしのと金
と金での攻撃は、攻めては金の働き、取られたところで一歩損に過ぎないので、イヤらしい攻めである。
◆ 突き違いの歩に好手あり
相手の歩の裏のスペースに歩を打ち込むのが攻めに効く。
◆ 焦点の歩に好手あり
相手の駒がたくさん利いているところ(焦点)に、歩を打ち込むのがいい手になる場合が多い。
◆ と金は金と同じで金以上
「と金」は金と同じ動きをするが、相手に取られると歩になるので、金以上の価値があるということ。
※参考
【と金のおそはや】
【まむしのと金】
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