先日、ヴェネツィア国際映画祭で梁朝偉(トニー・レオン)さんが生涯功労賞を受賞した映像を観て、多くの感慨深い瞬間がありました。👏
梁朝偉(トニーレオン)の作品と出会えたのは香港TVBテレビが制作された「倚天屠龍記」からです。その時は香港、台湾、中国「金庸小説ブーム」が起きました。
私も中華文化マニアお兄さんの影響を受けて香港ドラマを見始めました。
その後劉德華(アンディ・ラウ)と一緒に共演した「鹿鼎記」の二人の姿を見て本当に梁朝偉(トニーレオン)の演技が上手だなぁと思います。金庸師匠も彼の演技に大絶賛でした。まるで小説の主人公のようだ。その後、「鹿鼎記」いくらリメイクされても劉德華と梁朝偉のバージョンしか観ないです。
この二人の演技を超える人がいないだと思います。
梁朝偉にいちばん惚れた役はTVBドラマ「新紮師兄」シリーズ2からです。「新紮師兄1」はまだ若々しい警察学校で特訓を受けた学生、梁朝偉の役「張偉杰」はシリーズ2から一気にカッコ良い警察官になって、しかも周潤發(チョウ・ユンファ)も出演ことによってシリーズ2は本当に演技が良い俳優さんを揃ってます。
また梁朝偉の今の妻は劉嘉玲(カリーナ・ラウ)さんもこの作品の中で妹役を演じるので、今、改めてこの二人の縁はすごいだなぁと思います。
なぜ梁朝偉が終身功績賞で泣いたのかについて、李安が贈呈の言葉で感動させたことと、彼らの関係が重要な要素となったと言われています。
彼らはともに静かで控えめ、内向的で控え目であり、自分の成果や影響についてはまるで気づいていないかのようです。人前で話す際も、まだ子供のように恥ずかしがって微かに緊張しています。梁朝偉 自身社交不安症を持っていると述べましたが、李安の説明では彼はただ社交や交流を好まないだけで、仕事に集中していることが分かります。自分だけでなく、仕事のパートナーの専門的なニーズにも配慮しています。天才俳優といえども、本当に大変なことです。このような社交不安症はどれほど魅力的です。梁朝偉がステージに上がって受賞する時、感情の管理が失われ、顔をしかめたり、泣いたり、我慢したり、涙を拭ったりする様子は、私たちがこれまで見たことのない、本物の梁朝偉であり、いつよりも感動的です。
李安の贈呈の言葉も素晴らしく、監督や撮影監督、観客からも梁朝偉の情熱や完璧な演技について語っています。
そして、もう一つの大きな理由は、梁朝偉が幼少期に父親の愛を受けていなかったことです。李安が彼を理解し、支え、愛してくれたことで、彼の心の穴が埋められたのだと思います。
だれもが自分の父親に理解され、サポートされ、認められたいと願っています。
写真では、李安が梁朝偉の背中を軽く叩きながら、笑顔で「私はあなたを誇りに思っています」と言っているようです。この写真は本当に美しいですね!
#カフェ台湾中国語教室https://www.chouyiling.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます