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【世界の論考 – 異論反論】中国:1つの国、2つの経済、2つの戦略

2025-02-18 | 国際政治

今回は、中国:1つの国、2つの経済、2つの戦略、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 (この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。)

 

中国には、並行して機能する2つの経済がある。それらは互いに影響し合っているが、ほとんど別個の存在である。


1つは国内経済であり、現在は債務と需要の低迷に悩まされている。


もう1つは、繁栄し活況を呈している、比類のない輸出マシンである。


マイケル・ペティスが最近指摘したように、この2つは特別な関係にある。国内開発は、収益と効率が低下しているインフラ投資によって停滞している一方、成長を牽引しているのは純輸出であり、「2024年のGDP成長率に30.3%寄与し、1997年以来最高の割合となった」。


その結果、債務対GDP比率は世界史上最も急速に上昇している。2025年には債務対GDP比率はGDPの300%を超え、総予算赤字は14%となり、成長率はわずか5%にとどまる可能性がある。


ペティス氏は強調する。


「中国の貿易黒字が2025年に縮小するとすれば、中国の2025年のGDP成長率のより大きな部分は非生産的投資からもたらされるはずであり、それに伴い中国の債務比率はより急速に上昇するはずだ」。


この分析から多くの疑問が浮かび上がる。


図230
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/0J1xU2bjhvw



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