映画「シルク」（ネタバレあり）

話題作「シルク」観て来ました。
日本＝カナダ＝イタリアの３ヶ国による合作映画で、日本からも役所浩司さん、中谷美紀さんらが出ており、特にキーとなる登場人物を演じた芦名星さんが大々的に取り上げられていますね。
19世紀のフランス、絹紡績の原料となる良質な蚕を得るため、遠路日本まで旅にでた青年が、絹のように美しい肌をした少女と出会う。青年は帰国後も彼女のことが忘れられず。。。
とまぁ、こんなお話です。
話題作なので期待して観たのですが、正直いまひとつパッとしない印象の映画でした。
映像としてはそれなりに美しいのですが、自分の理解力・想像力の不足なのか物語の主題が分かりにくかったです。
また、芦名さん演じる謎の少女の行動の意図も、最後までわからずじまいと、消化不良のまま終わってしまいました。
数少ない収穫は芦名さんの入浴シーン！？かという感じになってしまいそうですが、全体的にだいぶカットされて再編集した映画になってしまった印象なので、今回の編集内容だったらあそこまでの露出は必要なかったのでは？と思ってしまいました。（バストトップまで露出してます。）
DVDがでたら完全版とかディレクターズカットで、長編版が観れるかもしれません。（芦名さんが以前インタビューで応えていた、キーラ・ナイトレイとのキスシーンというのもなかったですし。。）

全編通してみると、一応の主人公は青年なのですが、観終えた後の印象の強さでは、その妻役のキーラ・ナイトレイと重要な役割を果たした中谷美紀さんのインパクトが強かったです。
点数をつけるなら、100点満点の65点くらい。
短時間にまとめようと無理に編集して、作品の良さを損なってしまったようです。
レイトショーやレディスデーに観るならいいですが、定価だと微妙にお勧めしずらいかも。
その分、時間制限の少ないDVD発売に期待を残しておきます。