日々のデキゴト

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「さよならみどりちゃん」

2005-11-06 21:28:11 | 映画
本日2本目、この週末3本目になる映画です。

さよならみどりちゃん

以前「王様のブランチ」で宣伝していた作品で、いままで仙台では見れなかったんですが、やっとやってきたのでさっそく観に行ってきました。

南Q太「さよなら みどりちゃん」(祥伝社刊)の漫画が原作です。

<イントロダクション(公式サイトより)>
お茶汲みOL・ゆうこはいい加滅なカフェ店員。ユタカのことが好き。初めてユタカと寝た日、ゆうこはユタカにみどりという彼女がいることを知った。ユタカに嫌われたくない一心で何も言えないゆうこは、ユタカにすすめられるがまま、スナックでホステスのバイトを始める。お互いの電話番号も知らないまま、二人の畷昧な関係は続いて行くが…。

軽くてだらしなくてデリカシーのない男。でも好きになってしまう、彼の磁力にとらわれてしまう。他に優しい男ならいくらでもいる。でも彼じゃないとだめなんだ、なんでだろう。

リアルで切ない恋愛模様を描かせたら右に出るものはいない南Q太の傑作コミック『さよならみどりちゃん』、待望の映画化である。


主人公のゆうこを星野真里さんが、ユタカ役は西島秀俊さんが演じています。
なんていうか、人によってはかなりイラだつ作品かもしれません。
ユタカの最低ぶりは、かなり感じ悪いです。
普通性格悪いキャラも、最後はどこかいい部分があったりするもんですが、今回に関しては全くナシ!!
どこまでも最低な男を演じています。
それなのに、そんなユタカに言われるがままになってしまうゆうこにも問題はありですが、好きになるのに理屈はないから仕方ない。
それがストレートに伝わってくる作品でした。
とある出来事をきっかけに、ゆうこはある決断をくだすのですが。。
(これ以上書くとネタバレになるので書けない。。)

ラストのカラオケ大熱唱のシーンが、やっぱり一番好きなシーンでしょうか。
ユーミンの「14番目の月」っていう選曲が素晴らしいですね。
"つぎの夜から 欠ける満月より
 14番目の月が いちばん好き"
まさにこの映画のラストに相応しいフレーズですよ、これは。

この映画、主演の星野真里さんがヌードになったのも話題になっていて、僕が観た回もびっくりするほど男性ひとりで観に来てる人が多かったです。
(っていうか、ほとんどか!?)
ラスト近くで、これでもかってくらい星野さんのヌードシーンがあります。
そういう目的でくる人も多いんでしょうね。
自分も興味無かったと言えば嘘になります。(そりゃ♂だもの。)
でも星野真里さんが、宣伝の時にコトある毎に口にしていた言葉があります。
「私の裸を目当てに映画を観に来てくれるなら、それでもいい。
  映画を観てもらえなければ評価もしてもらえないから。」
あっぱれです。
ヌードなんかなくたって、充分評価できる良作です。
彼女の熱演と西島さんの最低っぷりなくしては、この作品は成り立たなかったでしょうね。
現在劇場で観られる地域は限定されますが、もし近くで観れるようなら観にいって損はないと思います。
見逃した方は、DVDが出た時に是非。

映画館なり、DVDなり、お金を出して観ないと、役者さんたちの評価につながりません。
これからも素敵な映画を作り続けてもらうためにも、視聴者である我々も、素敵な作品にはそれ相応の評価をしていかなければいけないと思います。

「さよならみどりちゃん」
満足度7点、お勧め度7点。
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