マイクロソフトAccess

マイクロソフトAccess(アクセス)の情報

Access2007、2010、2016と2019の4つの版の使用心得

2019-08-04 17:24:21 | Access
Access 2019 2PC ダウンロード版
Access 2016 1/2PC ダウンロード版
Visio 2016/2019 ダウンロード版
Project 2019 ダウンロード版

Accessデータベース・ソフトウェアは1995版から2019版まで、およそ7,8つの版を出しており、筆者は4つの版を使ったことがあり、それぞれAccess2007、2010、2016と2019版です。

 

上記の4つの版を使ってみたところ、一押しが2010版と考えています。

 

2010版は、開発用機能が最強で、各方面の性能のバランスがとれて、ユーザー体験が最も良いAccess版と言えます。

 

Accessのオンライン教育業者が、受講者に2010版のAccessをすすめているそうです。更に、Accessの専門開発者までもこの版をすすめているそうです。最近Office365が自動で2016から2019にアップデートされたが、2019と2016にはさほど差がないと思います。Access2016の機能が向上しているという実感もあまりなかったです。

 

 当然、Access2016を否定するわけではなく、Access2016も立派な版として強力な機能を有するが、Access2010版に比べると、やや「専門性高すぎ」、すなわちOver Qualifiedのイメージが強いと考えられます。

 

Access2016に比べ、Access2010版には2つの強みがあります:起動速度が速い上、ピボットテーブル・ピボットグラフ機能があります。

 

Access2007、2010、2016と2019版の価格

 

以下、Accessの4つの版の価格を比べてみましょう。

 

Access2007、2010、2016と2019版の価格
  買切り型 サブスクリプション型 Accessの入っているOfficeの購入価格 Accessの単独購入価格
Access 2007 あり なし    
Access 2010 あり なし    
Access 2016 あり あり    
Access 2019 あり あり    
 
         

 

Access 2007と2010が発売された時点で、Office 365はまだ発売されていませんでした。それで、この2つの版にはサブスクリプションという形式がありません。

 

Office 365は発売されて今まで、2016と2019の2つの版を出しています。Office 365のサブスクリプションを購入した場合、サブスクリプション期間中であれば、Office 2019にアップデートすれば、すぐにAccess 2019が使えます。経済性の視点でみれば、Office 2010 Pro Plusのご購入をおすすめします。Officeの全アプリ、すばわちWord、Excel、PowerPoint、Outlook、PublisherとAccessを含みます。その価格は8800円でかなり安いです。

 

Officeを必要とせず、Accessのみを必要とする場合、こちらの記事を御覧ください:

 


Access(アクセス)の購入価格およびAccess代替用の無料ソフトウェアAccess(アクセス)の購入価格およびAccess代替用の無料ソフトウェア


マイクロソフト社のAccess以外の選択肢もありあす。無料のオープンソース・ソフトウェアはMicrosoft AccessとApple FileMakerを代替できます …


記事を読む…

 

Access2010の起動速度は非常に速いです

 

個人的に、最初はAccess2010があまり気に入らなかったです。新品好きが人の常だと言われています。筆者も常に新版のソフトウェアのほうが好きです。新版であるほど、各方面の機能が向上し、ユーザー体験も優れているという固定概念があります。

 

それで、Accessに触れ始めた時、最新版のAccess2016を手に取ったのです。この版は安定性と互換性に優れるが、使っているうちに、Access2016版の2つの問題点に気付きました。1つ、速度が遅く、1つ、ピボットテーブル・ピボットグラフ機能がありません。

 

速度の問題に関して、Access2016の起動速度が2010版より遥かに遅いと思います。Access2016のみならず、Word2016とExcel2016にもこの速度の問題がつきものです。Excel2016の起動速度も非常に遅く、この版の大量の内容物に深く関わっていると考えられます。遅延が使用体験に影響を及ぼし、また起動時のエラー率も非常に高いそうです。それに比べ、Access2010の強みは、起動速度の速さにあります。

 

Access2010もExcel2010も起動速度が2016版よりかなり速まっています。Access2010の起動がたった3秒で、Excel2010のほうがさらに速く、あっという間に開かれ、Excel2016とは桁が違うと言えます。

 


Office2010発売十周年 2020年10月13日に技術サポートが中止Office2010発売十周年 2020年10月13日に技術サポートが中止


今年はWindows 7とOffice 2010の発売十周年です。Windows 7の最初段階のユーザーとしての筆者から力強く推薦されることで、Windows XPを使っていた周りの友人たちも次々にWindows 7にアップグレードしたのです…


記事を読む…

 

更に、2010版のもう一つの強みとして、Access2010とExcel2010の処理速度もより速いと思います。

 

Access2010のUIも全体的に洗練され、すっきりしていると言われています。

 

なお、Access2010には、2016版から外されたデータピボットテーブル・ピボットグラフ機能があります

 

これはAccess2016にとっての大きな欠点です。ピボットテーブル・ピボットグラフのないAccessウインドウは、基本的に複雑なグラフを表示できなくなっています。

 

当然、Accessのウィジェットにはグラフ機能があるが、このウィジェットグラフがソフトウェアの性能に大きなストレスをかけており、巨大なデータ量の場合、グラフの生成速度がかなり低下します。検索もしくはピボットテーブル・ピボットグラフの快速性と安定性には全く及びません。ソフトウェアの構成において、フレキシブルなグラフ機能の欠失は大きな欠点だと言えます。

 

 一方、Access2010にも安定性の問題があります。最近、2010版で開発を行ううちに、2016版になかったエラーに気付きました。

 

しかし、各方面を考慮に入れると、特に快速性と安定性にこだわるAccessの開発理念のもとで、Access2010が最上位な選択肢と考えられます。

 

Access2019がピボットテーブル・ピボットグラフ機能に対応すれば、その性能が2010版を超える見込みです。

 

Access2010と2016に比べ、Access2007はなんの取り柄もない版ではありません。

 

後期の版に比べ、Access2007は各方面の性能バランスがとれ、また多くの企業および公的機関の購入するコンピュータにプレインストールされている版でもあります。これはアマチュア開発者にとって大事なポイントです。

 

ソフトウェアの拡張可能性と移植可能性も重要な開発パラメータだと言えます。前に勤めていた会社に向けて電話番号検索アドレス帳の開発にあたってAccess2007版を使いました。その理由として、アドレス帳を使う同僚のコンピュータにはAccess2007がプレインストールされていましたから。

 

 もう一つ、Access2007にも、2016版に入っいないデータピボットテーブル・ピボットグラフ機能があります。

 

以上、Access2007、2010と2016版に関する個人的な使用心得です。アマチュア開発者の方々には、Access2010をおすすめします。ご参考までに。お役に立てれば幸いです。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/muki


最新の画像もっと見る

コメントを投稿